ジュニア(中学生高校生)

中学生高校生のメンタルトレーニング

スポーツや楽器に熱心に取り組む子供の成長と成功を願い、日々、練習や試合会場への送迎などで、精一杯サポートしているお父さん、お母さん。

最近、子供のこんな課題に直面していませんか?

  • 本番になると結果を出せない
  • 特定の場面で同じミスをする
  • 練習ではいいのに、試合では別人になる
  • 努力しているが、伸び悩んでいる
  • 最近やる気を喪失している

こういった問題を解決するのに、メンタルトレーニングがすごく効果的です。

メンタルトレーニングとは、簡単に言えば「心の筋トレ」です。

スポーツ、勉強、楽器演奏などに必要な、集中力や自信、ストレス回復力を鍛えることができます。

また、子供の「自信」や「前向きな気持ち」も育ちます。

あなたの子供も、メンタルトレーニングで、新しい可能性が開けるかもしれません。

このページでは、まずはメンタルトレーニングとは何か?何ができるのか?どこから始めるか?などについて、まずは初歩的な知識を提供します。

そのうえで、年代でトップレベルの中高生が、どんなメンタルトレーニングをすべきなのかについて、具体的方法とその理由について説明します。

ぜひ、参考にしてみてください。

本音では、大切な息子をみていただくということに不安はありましたし、本当に結果が出るのか半信半疑でした。息子が全日本を優勝出来たことにより、改めてメンタルトレーニングがいかに重要であると痛感いたしました。

自転車競技 高校3年男子の母

メンタルトレーニングとは?

メンタルトレーニングとは、心理的なスキルを向上させるための体系的な練習方法です。

単なる思考法ではありません。

その歴史は1920年代にさかのぼり、ソビエト連邦のスポーツ心理学者たちが競技力向上のために開発したことが始まりとされています。

1960年代から70年代にかけて、欧米諸国でも注目され始め、特にオリンピック選手の育成に活用されるようになりました。

具体的な技法としては、イメージトレーニング、リラクセーション法、ポジティブセルフトーク、マインドフルネス、呼吸法などがあります。

1980年代以降、これらの技法の科学的検証が進み、スポーツ以外の分野、特にビジネスや教育にも広く応用されるようになりました。

現在では、アスリートだけでなく、ビジネスパーソン、学生、芸術家など、幅広い層の人々が活用しており、個人の成長や目標達成を支援する効果的な方法として認識されています。

メンタルトレーニングが中学生高校生にもたらす利点

メンタルトレーニングは、プロのアスリートやビジネスパーソンだけでなく、中学生や高校生にとっても非常に有益です。

重要な成長期に心理的スキルを育成することは、学業、スポーツ、習い事だけでなく、将来の人生において、次のような面でも大きな利点があります。

  1. 本番不安の軽減
    • 本番時のストレス対処能力が向上し、本来の実力を発揮しやすくなります
  2. 集中力の向上
    • 注意力の制御と持続が改善され、練習などの質が改善します
  3. モチベーション管理
    • 自己効力感が高まり、練習への積極的な姿勢が育成されます
  4. 目標管理
    • 現実的かつ挑戦的な目標設定能力を育成し、長期的視点が生まれます。
  5. レジリエンスの強化
    • 挫折や失敗からの回復力が向上し、長期的な成長が維持されます
  6. ストレスマネジメント
    • 不安やイライラをコントールし、総合的な生活の質が改善されます

中学生や高校生の時期にメンタルトレーニングを取り入れることは、悩みの解決や成績向上だけでなく、将来の成功と幸福のための強固な基盤を築くことにつながります。

メンタルトレーニングの始めかた

メンタルトレーニングの利点や可能性を感じて頂いたかと思います。

それでは次に、どのように子供のメンタルトレーニングを始めれば良いのでしょうか?

自分で始めるならともかく、子供に始めさせるという意味で、少し難しさはありますが、多くの場合、このようなところから始めることが多いです。

  1. 書籍やオーディオブック
  2. オンライン情報(ネット・Youtube)
  3. スマホアプリ(目標管理・瞑想・呼吸法)
  4. 日記や練習メモ
  5. ワークショップやセミナー参加
  6. チームや学校のリソース
  7. 親の資格取得
  8. メンタルコーチへの相談

これらの方法には、それぞれ一長一短があります。

書籍やネット情報は、忙しい中高生でも、すき間時間で手軽に始められます。

しかし、あくまでメンタルトレーニングの知識を得るという要素が高く、それで実際に子供に変化が起こるわけではありません。

イメージトレーニングを知っていても、それを続けている選手はほとんどいません。

セミナーに参加すると、多くの場合、講師の話は面白く、その場でモチベーションが高まったりはします。

少しやる気を失っている、自信を失っているくらいであれば、変化は起こるかもしれません。

しかし、セミナーに参加している子供たちの課題はそれぞれ違うので、必ずしも子供の課題解決には繋がりません。

あなた自身が、メンタルトレーナーやコーチ資格を取得して、子供に指導するという選択肢もあります。

ただ、時間と費用がかかるだけでなく、自分の子供に接する難しさがありますし、短期間で学んだ知識では、実際に指導できることは限られます。

スマホアプリは、子供たちにとっては非常に身近なものですから、上手く活用すれば、日記や目標管理、そして呼吸法や瞑想などの学習に効果を発揮します。

結果を求めるのであれば、メンタルコーチへの相談が一番確実です。

学校の成績を上げたいのであれば、プロ家庭教師に頼むのが一番確実なのと同じです。

個人指導であれば、今子供が抱えている課題に対して、優先順位をつけて取り組むことができるからです。

また専門家のガイダンスを受けることで、より効果的かつ安全にトレーニングを進められます。

とはいえ、個人指導になるとやはり費用はかかります。

これらの方法を組み合わせ、子供の目的や課題、緊急性や予算に合ったアプローチを見つけていくことが重要です。

メンタルコーチの選び方

結局のところ、メンタルコーチなどの専門家に相談することが、最も時間を節約し、かつ効果的にメンタルトレーニングを進められます。

しかし、メンタルコーチへの相談は、費用がかかることだけが問題ではありません。

メンタルコーチの質は千差万別で、子供に合った、良いメンタルコーチをどのように探すのが難しいところです。

海外では、コーチやカウンセラーを名乗るには、大学院で専門的な教育を受けることが必須となっています。

ところが日本では、民間スクールで3か月学ぶだけで、誰でもメンタルトレーナー・メンタルコーチ資格を取得できます

こういったメンタルコーチの中には、ただ経験を積むために、非常に安い金額で個人指導を請け負っている人もいます。

また、有名アスリートのメンタルコーチという肩書きで、民間スクールを運営したり、セミナーを開いたりして、仕事の大半は「講師業」のような方も少なくありません。

あなたの子供の抱える課題を、うまく解決してくれるコーチを選ぶことが大切です。

専門分野の重要性

医師には必ず専門があります。

足を骨折したのに、内科医に相談はしませんし、お腹が痛いのに、外科には行きません。

専門分野に特化し、そこでの経験を積むことで、専門能力はさらに磨かれます。

腕の立つ外科医のもとには、他では執刀できないような難しい手術が持ち込まれます。

そのような難しい手術ばかりをこなしていく中で、「神の手」を持つのです。

カウンセラーやメンタルコーチなどの心理職も同じで、専門分野(得意分野)を持ち、その分野において経験を重ねていくなかで、さらなる高い問題解決能力を身につけていきます。

トップランナーたちに必須なメンタルトレーニングとは

結論をいってしまうと、それは呼吸法とイメージトレーニングです。

なぜならこれが、本番で力を発揮するために必要なメンタルトレーニングです。

その理由を説明します。

そもそも、トップレベルで活躍している中高生は全員、そのレベルに達するまでに、相当の練習時間を重ねているし、大会で結果を出し続けてきたので、それなりの実力も自信も持っています。

ただ、高いレベルの試合になればなるほど、ほんの小さな緊張や迷いが、パフォーマンスを低下させ、勝敗を決めます。

そこでギリギリの戦いを勝ちきって、自信を高め、さらに上へと昇っていく選手もいます。

しかし反対に、十分に力を出し切れずに、敗退を続けてしまい、深いスランプに陥る選手もいます。

この違いというのは、「本番で力が発揮できたかどうか」なのです。

もちろん力を出し切っても負ける試合もあります。

でも、力を出し切れていれば、それはそれで納得できるし、負けた試合からも、学ぶことはたくさんあります。

しかし、力を出し切れないで負けた試合は、悔しさだけが残り、それが続くとやる気と自信を奪っていきます。

そして低迷が長く続くほど、そこからの回復も難しくなっていくのです。

このような子供たちが抱える課題は、やる気がないからでも、練習不足だからでも、実力がないからでもないのです。

ただ単に本番で力を十分に発揮できないから。

その結果として、自信を失い、真剣に競技に取り組むのを諦めてしまいます。

やる気や自信は、結果が出始めたら、またすぐに戻ってきます。

今はただ隠れているだけです。

この意味において、トップランナーたちにとって必要なメンタルトレーニングというのは、とにかく「本来の力を発揮できるようになる」ためのものなのです。

それが呼吸法とイメージトレーニングです。

結局のところ、力を発揮できなくしているのは「ほんのちょっとの何か」です。

スポーツ競技であれば、ほんの0コンマ何秒の反応の遅れだったり、肩首に起こる力みだったりしますが、それを生み出しているのは何なのか?

迷い、不安、余計な思考…など。

それを見抜き、計画的なトレーニングで修正していくのですが、多くの場合、呼吸法とイメージトレーニングで可能です。

あとはそれをどのようにやるかだけです。

そこはメンタルコーチの腕の見せ所です。

メンタルコーチからのメッセージ

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

この記事を執筆したメンタルコーチの石井と言います。

私が主催しているメンタルトレーニング石井塾では、部活や趣味レベルではなく、小学生の頃から、全国や世界を目指して真剣に取り組んでいる中高生へのメンタルトレーニング指導を得意としています。

これまでの受講生は、ゴルフ、野球、サッカー、テニス、体操、フィギュアスケート、楽器(ピアノ・ヴァイオリン・フルートなど)、バレエ、囲碁将棋、モータースポーツ、スポーツクライミング、自転車競技(BMX)などです。

コロナを機にオンライン受講の体制を整えたので、全国どこからでも、石井塾の本格的なメンンタルトレーニングを始めることができます。

もしあなたの子供が該当するようでしたら、ぜひプログラムの受講を検討ください。

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中高生の親御さんからのメンタルトレーニング体験メール

トップレベルの中学生高校生に、メンタルトレーニングで、どんな変化が起こるのかをイメージしてもらえればと思うので、まずはこれまで受講したジュニアたちの親からのメールを紹介します。

※リンクをクリックすると、親御さんからのメール全文がご覧いただけます。

本音では、大切な息子をみていただくということに不安はありましたし、本当に結果が出るのか半信半疑でした。息子が全日本を優勝出来たことにより、改めてメンタルトレーニングがいかに重要であると痛感いたしました。

自転車競技 高校3年男子の母

先日の日本○○○コンクールでは1位をいただくことができました。いつかはと目標にしていたコンクールでしたが、まさか今年1位をとれるとは思いませんでした。師匠も泣いていらっしゃいました。舞台での様子は、我が娘ながら立派でした。メンタルも鍛えられたお蔭だと思い感謝しております。

弦楽器演奏 高校1年女子の母

インターハイでは実際負けてしまい、直後は本人も泣いていました。しかし、今回は全力で戦って負けた悔しさでの涙でした。負けたとはいえ、高校最後の試合を納得のいく形で終わることができて、満足しております。今回教えていただいた呼吸法やイメージトレーニングは、今後もいろんな場面で娘の助けになると思います。石井塾長には、本当に感謝しております。ありがとうございました。

空手型 高校3年女子の母

石井塾にお世話になり始めてからわずか2か月足らずで、ここまで変化できるものなのかと本当に驚いています。あがり緊張だけコントロールができればそれでよしと思っていましたが、期待以上の効果が出ています。こんなことならもっと早くメンタルトレーニングを受けさせればよかった…と後悔していますが、 挫折を経験したからこそ、娘も真剣に取り組むことができているのではないかと思います。

バトントワリング 高校1年女子の父

娘が高校に入学して夏以降、スコアが全く出なくなりました。それまでパープレー、70台で回っていたのが、ずっと80台が続くようになり、私もつい「しっかりしなさい」「やることやらないから」と娘を怒ってばかりでした。技術は劣った感じがしないのに、いつも本番でダメ。(中略)石井塾のメンタルトレーニングのおかげで、今年の春くらいから、すごい調子が上がってきました。飛距離も上がり、スコアも戻って、今がこれまでの中で最も絶好調と言える状態です。

ゴルフ 高校3年女子の母

中高生向け「トップランナー」プログラム

メンタルトレーニング石井塾では、あなたの子供のメンタル課題を解決し、より成長スピードを高めるための短期集中プログラムを提供しています。

スポーツや、楽器、ダンス、特種競技(将棋・囲碁など)に、数年以上、真剣に取り組んでいる中高生が対象です。

取組対象は問いませんが、プロやトップを目指して、世代別では上位の成績を残していること。

事前審査があり、必ずしも希望者全員が受講できるものではありません。

塾長が全て個別指導し、これまで多くの中高生が、プログラム受講後に大きな成果を出しています。

プログラムの募集要項や詳細は、下記ページを参照ください。

プログラム内容を確認する

 

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