あがり症の克服

メンタルトレーニングで書痙を克服したサラリーマンの体験談

今回は、学生時代から15年近く、人前で書くときに手が震えてしまう「書痙(しょけい)」という症状に悩んでいた30代のサラリーマンの体験談を紹介したいと思います。

同じく書痙で悩んでいる人にとっては、薬に頼らずにトレーニングで、

  • 本当に変化が起こるのか?
  • どのような気持ちの変化が起こるのか?
  • どのくらいの期間がかかるのか?

といったことについて、かなり参考になるかと思います。ちなみに、これまで数名以上の書痙で悩む方へのトレーニング指導を行ってきましたが、ほとんどの方に同じような変化が起こっています。

書痙の克服事例:社内の書類へのサインだけ手が震える30代SESさんは30代後半のプログラマー。顧客企業に常駐し、システムの管理や監視を行っています。Sさんの悩みは、作業日報や管理簿といった書類に、...

2015年初めから石井塾にお世話になり、早くも半年が過ぎようとしております。高校生の頃から書痙に悩まされ始め、それ以降、何とかならないものかと試行錯誤して来ました。

CapD_24社会人になってからは、病院でベータ遮断薬を処方してもらい、震えをある程度抑えることが出来た日もあれば全然効かず大きく落ち込む日もあり、、、といった日々を数年間、繰り返していました。昨年、通っていた病院の医師の方にバイオフィードバック治療を紹介して頂き、それがきっかけとなり、石井塾のHPにたどり着きました。

半年通ってみての成果としては、ベータ遮断薬なしで書痙を相当程度抑えることが出来るようになりました。とは言っても、全ての状況で必ず上手く行っている訳ではなく、まだ自分の中に課題や不安も残っています。

しかし、通い始める前は人前で文字を書く事自体を避け、時には逃げるように生きておりましたが、現在はそういった状況をかなり小さなストレスで受け止めることが出来るようになっており、震えが大きく出てしまうこともほとんどなくなりました。石井塾に通い始めてからは、ベータ遮断薬に頼ることもなくなり、教えて頂いた別の方法(呼吸とメンタルリハーサル)で書痙の症状を抑えています。

メンタルリハーサルで本番力に差をつけよう!本番で力を発揮するために、最も大切なイメージトレーニングが<メンタルリハーサル>です。この言葉のとおり、本番を頭の中で何度もリハーサルするのです。このメリットは、そういった状況に脳を慣らしておくことで、体が勝手に動いてくれる状態を作ることです。...

石井塾で教えて頂ける内容は書痙の症状の軽減に加え、ビジネス上でのパフォーマンス向上に役立つこともあり、今後も自らの社会人人生の中で最大限生かして行きたいと考えています

自らの能力は自己研鑽によって高めて行くしかありませんが、その能力を相応のストレス状況下で如何に高いレベルで発揮し、自らの力を出し切ることが出来るか、という点において、石井塾は大きなヒントを与えてくれています。これからも書痙の改善とビジネス上での成功を目指し、努力し続けたいと思います。

石井塾長、今後ともアドバイス、宜しくお願い致します。


<補足>
Nさんの顧客は大企業がほとんどで、顧客訪問の際には、必ず受付があり、自分の名前と訪問先を、受付票に記入することが求められます。その際、受付スタッフの目の前で名前を書くときに、ひどく手が震えてしまうのです。

また、残業をして、オフィスビルからの退館時に、守衛室で、退館者名簿に名前の記入を求められときにも、それは頻繁に起こります

このような状態では仕事にならないので、Nさんは、社会人になってから、医療機関を受診し、書痙を抑える薬の処方をしてもらっていました。薬の効果で、受付で全く手が動かなくなることはなくなりましたが、それでも、記名が求められる顧客訪問が予定に控えているだけで、その数日前から気分は憂鬱になりました。

また、できる限り、記名が必要な顧客への訪問を避けるようになっていきました。事情を知らない、先輩や上司からみると、それは非合理的な行動に見えるようで、時々、そのような行動を咎められ、言い訳に四苦八苦することもありました。

Nさんが入塾したきっかけは、かかりつけの病院の医師から、書痙の改善にバイオフィードバックを勧められたからでした。

そこでネット検索したところ、大森にある某病院がヒットして、まずはそこを訪問してみましたが、診療時間が平日昼間のみで、スケジュール的に定期的に通えそうもないということで諦め、その流れで、土曜日や平日夜に通えるメンタルトレーニング石井塾を見つけて、やってきたのです。

結果からいえば、それが大正解でした。

これまで毎週2回は服用していた薬は、入塾後4カ月で、たった1回だけの服用になりました。その1回も、期末で残業が重なり、心身ともに疲労していたことから、念のために服用したものでした。それ以外は、少し字が汚くなりつつも、薬なしでも会社訪問ができるようになりました。

とはいえ、現在、受付で記名するさいに、全く震えないとか、不安や恐怖が湧かないということではありません。やはり、その都度、感情的には少し動揺してしまうそうです。また、海外出張のさいに、ひどく手が震えてことがありましたが、そのときは、しばらく呼吸法で落ち着かせながら、時間を稼いで、しのぎました。

しかし、それでも、これまでのように、受付のある顧客訪問が決まった数日前から、不安が強くなってしまって、仕事や生活に没頭できないということはほぼなくなりました。10年以上、ずっと薬を飲んでいたことを考えると、大きな改善といえるでしょう。

書痙の原因は、いくつかあると考えられるのですが、Nさんの場合は、かなり純粋なあがり症、心理トラウマ反応だったというのが、短期間で大きく改善した最大の理由でしょう。

今、書痙の症状がどうなっているか分かりませんが、この体験記の頃よりも、間違いなく良くなっているはずです。それだけは自信があります。

というのも、石井塾で教えているのは「スキル」です。思い込みや考え方であれば、いつの間にか効果がなくなってしまうことがありますが、スキルは身につけるものであり、身についてしまえば、長く使えるものだからです。

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