FXでは、始めた人の多くが損失を抱えて相場から退場するといわれています。
このページにたどり着いたあなたも、過去に退場を余儀なくされた経験をお持ちではないでしょうか?
退場せずに残っているのは全て勝ち組かというと、そうではなく、恐らく、勝ったり負けたりを繰り返しているトレーダーがほとんどでしょう。
FXだけで食べていける人は1%ほどでしょうか?
なかなか厳しい世界です。
そんな厳しいFXの世界で、どうすれば安定して勝てるトップ1%にたどり着くことができるのでしょうか?
もちろん必ずトップ1%にたどり着ける方法などありません。
ただ、確実にいえることは、途中で挫折せず、成長を続け、ある地点に到達できた人だけが、勝ち組になれるのです。
そこまでにかかる時間はひとそれぞれです。半年で安定的に勝てるようになる人もいるし、10年かかる人もいるでしょう。
ただいずれにせよ、
1)途中で挫折しないこと
2)成長を続けること
この2つが圧倒的に大事なのです。
このページは、過去20年にわたり、多数のハイパフォーマンス人材(アスリートや演奏家、経営者)への指導経験を持つプロのメンタルコーチが執筆しています。
彼らハイパフォーマンス人材との経験をとおして、彼らがどのようにそこまでたどり着いたのかを垣間見る機会が多くありました。
また、成功に至らずに、どのように挫折していくのかも見てきました。
このページでは、簡単にFXで勝てるようになる方法を教えることはできませんが、どのような戦略でFXに向き合うことで、挫折を引き起こす心理的負担を軽減しながら、成長を続けていく道筋を提案しています。
ぜひ参考にしてください。
なぜ多くのFXトレーダーが、メンタルをやられて挫折してしまうのか?
FXでは、誰でも、勝ったり負けたりを繰り返すものです。
勝てているうちはいいものの、負けが込みだすと、その精神的な苦痛は大きくなっていきます。
理性を維持できず、ギャンブル的な賭けにでたり、無計画にナンピンしたりと、間違った行動をとりがちです。
そしてコツコツドカン!
多くのFXトレーダーは、こういった大敗を喫するたびに、お金だけでなく、時間も、気力も失い、メンタル的にやられてしまいます。
メンタルをやられると、トレーダーとしての成長は遅かれ早かれ頭打ちになります。
なぜなら、相場を客観的に見れなくなり、トレード手法の研究や、トレード検証を諦めてしまうからです。
FXをしている以上、大敗は必ず起こります。
しかし成長を続けるには、そこからできるだけ早く回復し、またいつものトレードに戻る力が必要なのです。
これを回復力(レジリエンス)といいますが、トップアスリートになる条件のひとつです。
試合に負けるたびに落ち込んでしまい、練習を怠るようなアスリートはダメですよね。
技能の向上なくして、FXで安定して勝てる上位1%には到達できません。
お金の「魔力」を弱めることが、諦めずに挑戦を続ける秘訣
あなたがFXトレードを始めた理由は何でしょうか?
「お金を稼ぎたい」
「副収入を得たい」
「経済的自由を得たい」
「贅沢な暮らしがしたい」
こんな感じでしょうか?
気持ちはよくわかります。
でも、もしあなたが、本気で勝ち組FXトレーダーを目指すのであれば、まずその考えを変えてほしいのです。
FXトレードをする一番の理由を「お金」ではなく、自分自身の「成長」のためにしてほしいのです。
FXを通して成長し、より豊かで充実した人生を送るため、として欲しいのです。
何をそんなきれいごとを!と思われるかもしれません。
みんなお金を儲けたいから、リスクを負ってFXをしているのだ、と。
確かに、お金目的でFXを始めて、成功しているトレーダーはいます。
でも残念ながら、お金を主目的とすると、FXで勝ち組になれる可能性が低くなるのです。
なぜなら、お金の魔力に振り回されて、心理的なアップダウンを繰り返してしまうから。
そして、感情トレード・お祈りトレードを繰り返し、上達や成長が思ったように進まなくなり、途中で挫折する可能性が高まるからです。
これが「損失を抱えて退場した人たち」に起こったことです。
お金と気力と時間は無限ではないのです。
お金を目的とすると、それをFXで失ったときに、レジリエンス(回復力)が発揮されにくいのです。
結果として、途中で挫折したり、成長を続けることができなくなります。
FXという「ゲームの達人」を目指そう
では、お金のためではなく、自分自身の成長のため、FXという「ゲームの達人」を目指すとどうなるか?
FXトレードをゲーム(競技)として捉えれば、たとえトレードで大敗を喫したとしても、それはあくまでも「次のステージ」に進むための試練として捉えることができるようになります。
その大敗は、自分自身を成長させる試練であり、それを乗り越えるための方法を考える良い機会と捉えることができます。
例えばゴルフ。
知人や同僚に誘われて、これは面白そうだと思って始めてみても、なかなかすぐに思ったようにナイスショットが打てるものでもありません。
上達するには、日々の練習が必要です。
毎日一生懸命に取り組んで、少し上手くなったかな?と思っても、またすぐにできなくなります。
コースでミスショットを連発すると、いったい俺は何をやっているのか…と落ち込むことも頻繁にあります。
でも、スコアアップを目指して、本を読んだり、素振りをしたり、時間を忘れて練習に没頭できたり、自然たっぷりのコースで思った通りの球が打てたりするなかで、楽しく充実した時間が過ごせます。
お金のためにやっていませんよね?
ただそのゴルフというゲームが楽しいから頑張るのです。
ゴルフに限らず、ほぼ全てのスポーツ、楽器、ダンス、囲碁将棋、eスポーツなどでも、本当に多くの人たちが、日々上達を目指して努力しています。
純粋に楽しいからです。
新しい技術を習得し、本番で上手くできた自分が嬉しいからです。
ゲームとはそういうものです。
FXでも、こういったことをモチベーションにしてほしいのです。
FXは、大人が真剣勝負している壮大なゲーム
考えてみてほしいのですが、FXというのは、全世界で、大勢の人たちが、死に物狂いで、真剣に取り組んでいる、壮大なゲームです。
ドラクエやフォートナイトなんかも、比較にならないほど、参加人数も多い、ガチで、真剣勝負のゲームです。
生半可な気持ちで参加して、簡単に勝てるはずがないのです。
でも、地道に正しく努力すれば、ゼロから始めても、勝ち組になれる、ある意味、平等なゲームです。
野球やサッカー、ピアノ、数学、囲碁将棋を、大人から始めても、子供のころからやっていた人には敵いませんよね?
でも、FXであれば、学歴や運動神経、経験年数は関係ありません。
誰でも勝ち組になれる可能性があるのです。
そんな究極に難しいゲームを究めたいと思いませんか?
トップ1%に昇り詰めたいと思いませんか?
こう聞いたときに、わくわくする自分がいたとしたら、あなたは自分自身の成長のためにFXに取り組むことができるでしょう。
頑張るモチベーションはどこから生まれるか?
少し専門的な話になりますが、心理学的に、何かを頑張るためのモチベーションには2つあります。
外発的動機づけと、内発的動機づけです。
外発的動機づけというのは、外からの理由ということで、簡単にいえば、お金や名誉、称賛などです。
内発的動機づけというのは、それをやること自体から生まれる内なる理由で、簡単にいえば、楽しさ、喜び、成長実感などです。
私たちは、もちろんお金という外発的動機づけによっても頑張れます。
ほとんどの人は仕事ではそうでしょう。
しかし、心理学的にわかっていることは、本当に厳しい状況に追い込まれたときに、最後に頑張れるかどうかは、内発的動機づけの有無が大きいと言われています。
本当に苦しい時でも気力を失わずにやり遂げられるのは、それ自体に楽しさや喜びを見つけられているかどうかなのです。
大谷翔平選手は、お金のためや、メディアに注目されたくて、二刀流に挑戦したわけではないですよね?
純粋に野球が好きで、投手も打者も好きだからこそ、挑戦を続け、過去に誰も成し遂げるようなことができなかったメジャーリーグでの記録を打ち立てたのです。
私はメンタルコーチとして、これまで本当に多くのアスリートや演奏家、ダンサーと関わってきました。
プロだけでなく、趣味として取り組んでいるのにも関わらず、ものすごい情熱をもって、スポーツや楽器などに取り組んでいる多くの人と向き合ってきました。
彼らはみな、自分なりに、そのゲームの達人を目指していたのです。
アマチュアであり、趣味なので、金銭的報酬はありません。
あるのは、上手くできたときの「満足感」だけです。
それだけで人は頑張れるものなのです。
深い探究心とフローこそが、あなたをトップ1%に導く
あなたが自分自身の成長や、できたことの喜びや満足感に意識を向けて、FXというゲームの達人を目指していけば、時間を忘れて、研究やトレードに没頭して、あっという間に時間が経っていた!という経験を繰り返しするはずです。
これが「フロー」と呼ばれる究極の集中状態であり、フローが頻繁に起こらなければ、上達もしないし、一流にはなれません。
FXをお金のためにやると、人は貪欲なので、際限がなくなってしまいます。
お金がかかるほどに、人は理性を失い、感情的にトレードしてしまいます。
でも、FXという「ゲームの達人」を目指すのであれば、そのために日々切磋琢磨して研鑽できるし、その内容が濃くなるのです。
その過程の中でフローが繰り返し起こります。
FXというゲームは、9割以上の参加者が損失を負って敗退する、非常に難しいゲームです。
そんな難関なゲームで1%の勝ち組になるのは大変なことです。
その1%にたどり着くためには、成長・上達を持続させることが大切で、苦しい時でも踏ん張れる「何か」が必要なのです。
FXトレードを究めたい、このゲームを自分のものにしたいという探究心とフロー体験こそが、あなたをトップ1%に導くのです。
私が見てきた一流レベルにたどり着いたアスリート、演奏家、研究者、知的専門職のほとんどが、それを体験してきています。
最後に
長い文章になりましたが、あなたが途中で挫折せずに、成長を続け、勝ち組FXトレーダーになるためのヒントになりましたか?
私はこれまで20年近くにわたり、プロのメンタルコーチとして、多くのアスリートや音楽家、医師や会計士などのプロフェッショナルと関わってきました。
その大半がお金目的ではなく、自分の道を究めたい、もっと深く探究したい、誰よりも上達したいという気持ちで、努力を続けていました。
なにか打ち込むものがある、究めたいことがあるということは、人生や生活を充実させます。
FXトレードも非常に奥が深く、その要素が十分にあると思います。
ただ、FXで感情をボロボロにされて、お金だけでなく、多くのものを失う人も少なくないのは事実です。
FXは投資であり、投資は自己責任です。
リスクがあることを肝に銘じておく必要はあります。
FXというゲームの達人、そのトップ1%を目指してみたいという方に、当塾では、成長につながる学習理論の指導と、振り返りをお手伝いしています。
簡単に目指せるものではないので、私のこれまでの経験を総動員して、徹底的に行います。