人前で書くときに手が震える症状とは

普段、文字を書くときには何の問題もないのに、銀行や役所、もしくは契約書に署名するなどの特定の場面で、手がひどく震えてしまい、自分の名前すら書けなくなってしまう症状を抱えて苦しんでいる人がいます。

このような症状を書痙(しょけい)といい、医学的には局所性ジストニアといいます。ゴルフや楽器演奏におけるイップスも、この局所性ジストニアの一種です

現在、石井塾には、この書痙で悩んでいる会社役員が、トレーニングを受けられています。

まったく書けないということではないようですが、かなり大きく手が震え、字がとんでもなくなるそうです。でも、私の前では起こりません。

これが書痙の面白い(難しい)ところです。

この方は、まだ社長には就任していないものの、将来的には先代から会社を継いで、社長になる予定です。

契約書にサインしたり、銀行などで書類を書いたりすることも多く、今のうちに、できるだけ改善したい。そういう思いから、トレーニング受講を決意されたようです。

数年前、ある分野のプロフェッショナルが、やはり特定の場面でこの症状が出てしまい、その仕事を続けるには大変な状態に陥ってしまったことから、石井塾を訪れました。

当時、そのプロフェッショナルは、呼吸法とイメージトレーニングを中心に行い、なんとか書痙は改善し、その仕事を続けることができたという経緯があります(それどころか、メンタルトレーニングの成果からか、仕事の成績は徐々に良くなっています)。

しかし、書痙の改善に時間はかかったし、本人からの報告では、未だに「気持ち悪さ」は残っているとのことなので、書痙・ジストニア・イップスの未知の原因や、もっと効果的な改善策はないかと、ずっと探していて、今、この会社役員には、心拍・脳波・脳血流のバイオフィードバック訓練を指導しています。

その理由と、これらの症状のメカニズムについて、塾長の「脳の探究」ブログで考察を加えていますので、興味のある方はご覧ください。

 

 

関連記事

  1. カーレーサーのメンタル その1

  2. 書痙を克服したサラリーマン本人の体験記

  3. ワールドカップと脳波トレーニング

  4. 恐怖心やイップスにどう打ち勝つか?

  5. 書痙を克服したプログラマー

  6. 芸大合格 父親からの感謝メール20160404