あがり症の克服

あがり症の公務員が、今まで逃げ続けていた全体会議で発言できるようになるまで

今回は、某地方都市で公務員をしている40代女性のNさんの事例と体験談を紹介します。

Nさんは、10年前に在職していた職場で、担当ブロックの現状説明を、10名くらいの前で、毎日5分くらいするようになってから、あがり症がひどくなり、毎日ベータ遮断薬を飲まないといられなくなりました。飲まないで説明に挑んだときに、汗が止まらなくなってしまったことがあり、飲まないでは不安でたまらなかったそうです。

次の職場では、電話応対のときですら、声の震えが起こり、当初はベータ遮断薬に頼っていましたが、電話応対には少しずつ慣れていったようで、薬なしで対応できるようになりました。

そして、現在の職場において、役職が付いたこともあり、定期的に会議や朝礼で話す機会が増えてきました。また、さらに上の役職にあがる予定で、そうなれば、もっと頻繁に人前で話す機会が出てくるので、なんとかしなければという思いから、ネットで石井塾を探し出し、入塾相談の申し込みをされました。

その時のメールがこれです。

はじめまして。○○と申します。私は仕事上、会議や朝礼で人前で話すことがあり、緊張すると手足が震えたり、滑舌が悪くなって言葉に詰まり、顔から汗が出たりします。

記帳でも手が震えますし、上司や部下から高圧的な態度を取られると心臓がドキドキします。

会議や朝礼で人前で話す時はβ遮断薬に頼っています。今までも啓発本を読んだり、呼吸法、話し方教室などにも行きましたが改善されず、やはり一番効果がある薬に頼っています。薬に頼らず日々の仕事をこなしたいという思いが強く、申し込みをさせていただきました。よろしくお願いいたします。

少し神経質な感じの方をイメージしていましたが、実際にお試し相談で会ってみると、明るくさっぱりした性格のようで、話も弾みました。あがり症の程度としては、薬の服用歴も長く、中程度と判断したので、少し時間はかかるけれども、実感できるレベルで改善する可能性が高いという見立てをお伝えしたところ、入塾を決意されました。

実際にトレーニングを始めてみると、非常に真面目な方で、私が出したトレーニング課題をかなり丁寧にこなしていきました。そして、4ヶ月後には、Nさんの中で二番目に緊張する会議を、薬なしに、役職者として仕切ることができていました。

そして、入塾10ヶ月後に、彼女にとって一番緊張する「全体会議」で、自ら積極的に発言することができたそうです。

その一番緊張する全体会議を乗り切ったあと、Nさんに、体験談の執筆をお願いしました。それがこれです。


人前で話すことが苦手で、言葉が出てこない、言葉に詰まる、心臓がガクガクする。人の前でどもっては恥をかく。そんなことの連続でした。この状況を何とか改善したい、克服したいとの思いから、石井塾にたどり着きました。まさに私と同じ感じの人が改善されている、それこそ自分が克服したいところだと思い、19年の7月に勇気を持って入塾しました。

それまで自分なりに呼吸法も試してきましたが、全然効果がありませんでした。石井塾ではエムウェーブという機械を利用して、呼吸が上手くできているのかを確認しながら、呼吸をしっかりやっていきました。自分でも朝昼に5分ずつと夜に15分、石井塾の呼吸法を続けています。

すると4か月後の20人くらいの会議で、薬を飲まなくても、今までにない感じで話ができました。話をしながら周りを見渡し、反応も見えました。それまでは薬を飲んでも、緊張したり、おびえたり、テンパるなどしていたのに……。手応えを感じました。

また会議や人前で話すことが分かっていれば、話している場面をイメージすることを心がけました。イメージトレーニングでは、人前で話す状況をイメージしながら呼吸します。これをやることで、以前のように真っ白になることや震えることはなくなりました。まだ完璧じゃありませんが、徐々に怖さがなくなり、半分以上は解消されたんじゃないかと思っています

実は先日、初めて50人以上の前で思い切って(話すことを)やってみようと思ったんです。それまでは逃げてばかりでした。でもその時は心臓がバクバクすることなく、話したいことを話せて、周りを見る余裕もありました。

この先も人前で話す機会が増えてくると思います。自分の中で、逃げてばかりでは駄目とずっと思ってきました。これからは、逃げない自分でいたいと本気で考えています。


一番緊張する全体会議での発言ですが、これが凄いのは、この発言は「逃げる」こともできたのですが、思い切ってやってみようと考えて、実際に発言したということです。

Nさんのように、長くあがり症に苦しんでいたひとは、なかなか「自発的に」発言することはできないことが多いです。もうかなり改善していたとしても、「半強制的」でないと、発言しようと思えることは少ないのです。だから、「思い切ってやってみた」といのはすごく勇気がいることで、決して簡単にできることではありません。

入塾後、たまたまタイミング的に、この全体会議がなかったということもあり、もしその機会があれば、もう少し早く発言できていたと思いますが、じっくりと改善し、大きな一歩を踏み出せたので、もう後戻りする可能性は低いでしょう。

これから役職があがり、発言機会が増えるそうですが、これまでのように必要以上にびくびくせず、しかも薬の準備もいらなくなったことを考えると、彼女にとっては大きな人生の転機であり、成長につながったと思います。

もう人前でのあがり症は、ほぼ克服できたといえますが、今でも定期的にセッションを続けて、公務員ならではの職場で起こる様々なストレスへの対応についてや、これから真剣に上達を目指すゴルフの話などをしています。

 

 

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