あがり症のパフォーマーはミュージカルのオーディションにどう準備したのか?

昨年9月に入塾したOさん。大学在学中から、演劇や歌などに取り組み、卒業後も就職せず、将来はパフォーマーとして、歌手やミュージカルでの活躍を目指しています。

しかし、大手プロダクションに登録後も、大事なオーディションほど、ひどく緊張してしまい、なかなか自分の力が発揮できないことが多かったことから、石井塾の門を叩きました。

今日で11回目のセッションでしたが、その中で、嬉しい報告がありました。先日、書類選考をとおり、某著名ミュージカルの、唄のオーディションを受けたそうです。ミュージカルは彼女にとって、第一志望であり、そのオーディションは、年に1度あるかどうかの、ここ一番のオーディションでした。

そんな場面で、審査員や、ほかの受験者たち十数名の前で、緊張はしたものの、ほぼ自分の力を発揮できたそうです。

自分の番が終わったあとも、冷静に、ほかの受験者の唄を聞くことができたし(同席した受験者のなかには、オーディション中、全く声が出なくなってしまい、時間途中で止められた人も複数いたそうです)、自宅に戻ったあとも、後悔はなく、あとは結果待ち、という気分でいることができたそうです。

Oさんには、レゾナンス呼吸の基本を指導してから、個別セッションにおいて、小さなオーディションやレコーディングごとに、メンタルリハーサルの準備と、その復習を繰り返してきました

メンタルリハーサルとは、簡単にいえば、「本番を、事前に、頭の中でイメージすること」です。しかし、これが口で言うほど、簡単ではありません。アスリートやパフォーマーであれば、皆、なんとなくやったことはあるのですが、ほぼ自己流で、かなりいい加減にやっているケースがほとんどです。

Oさんも当初は、イメージ通りにいくことは、ほとんどなかったのですが、回を重ねるにつれ、少しずつポイントがつかめてきたそうで、今回のミュージカルのオーディションでは、想定した状況にかなり近かったそうです。

また、私も感心するほど、丁寧な準備を行っていました。こういった正しい努力が、一番の成功要因でしょう。

Oさんは、自分でアルバイトで貯めたお金で、安くはない石井塾の入塾費用を、自分で出しています。やはり真剣なひとほど、結果が伴います。Oさんはまだ若く、これからチャンスはたくさんあります。

あとは、どこまで頑張れるかです。芸能の世界で成功できるかどうかは、真の実力だけでなく、運にも左右されますが、少なくても、本番で、自分の力を発揮できている実感があれば、努力は続けられます。

頑張っているのに力を発揮できないことが、頑張るエネルギーを奪っていくのです。スポーツでも、仕事でも、演奏でも、パフォーマンスアートでも。

このような意味において、実際にはまだ、ミュージカルのオーディションに合格したわけではないですが、彼女にとって、今回のオーディションで力を発揮できたことは、成功の大きな第一歩です。

実は、Oさん、入塾後に、某著名シンガー主催のオーディションに合格し、そのシンガーのコンサートでの共演が決まりました。

それが彼女にとっての、初めての大舞台になりますから、メンタルリハーサルで、その準備を進めつつ、次は、限られた時間で、歌やダンスを習得するための、別のイメージ法に、少しずつ取り組んでいく予定です。

 

 

関連記事

  1. イメージ+ルーティンのチカラ

  2. 音楽隊に入団してから過緊張に陥った演奏家からの報告メール

  3. 東京芸術大学(美校)受験生は、どうメンタル面の準備をしたのか?

  4. あがり症克服の最新機器!?英国王立音楽大学(RCM)が導入したもの

  5. 短時間で海外公演を無事に成功させた伴奏ピアニストからのメール20160…

  6. 音楽家が石井塾を見つけるきっかけを提供してくれたお店とは?