アスリート(スポーツ)

相撲の力士がメンタルトレーニング開始後に2場所連続の勝ち越し。自己最高位へ!

今年2月に入塾した若手力士。ここ3年近く、幕下の真ん中の番付をいったりきたりしています。

勝ち越しがかかった一番にめっぽう弱いことは、自他ともに認めていて、過去を振り返ると、3勝4敗という成績が、実際非常に多いのです。

CapD_16相撲では、勝ち越しと負け越し、つまり8勝7敗(幕下以下は4勝3敗)と、7勝8敗(3勝4敗)の、たった1勝の差がとても大きいのです。なぜなら、勝ち越せば、必ず番付は上がるのですが、負け越せば、下がるからです。

入塾の理由も、1月場所で、勝ち越しできる可能性のある取組で連敗してしまったことでした。もうこれはプロに頼らなければと、自分でネットを検索してコンタクトしてきました

3月場所までの時間はあまりなかったものの、私の指導に対しての吸収はとてもよく、5回のセッションで、呼吸法、イメージ、ルーティンをひととおり習得し、本場所を迎えました。

結果・・・、2連敗の後の5連勝で、いきなりの勝ち越しを決めてしまいました!!!

幕下の試合は、午後の早い時間にBS放送で観戦できるのですが、試合を重ねるつにつれ、ルーティンが固まり、傍から見ていても余裕を感じました。最初の2連敗には、少し焦りましたが・・・。

続く5月場所でも、4勝3敗と、自己最高位タイからの勝ち越しで、来場所(7月名古屋場所)での自己最高位を確実にしました。

3月場所では、正直、勝ち越しを決めた一番は、危なっかしい勝ち方でした。しかし、5月場所での勝ち越しを決めた一番は、体重差が80キロもある相手に対して、立ち合いでも真っ向からぶつかり、そしてがっぷりよつの不利な状況から、少し揺さぶってから、力で出し投げての会心の勝利でした。

私は録画観戦でしたが、大興奮でした。「ここ一番」で、あんな勝ち方ができたことは、絶対に未来につながるし、一皮むけたといっても過言ではないほどの、素晴らしい相撲でした。後からセッションで振り返ったところ、これはイメージトレーニングとおりになったそうです。

とても真面目で、素直な好青年です。しかも、本名が私と同じ「わたる」です。大きなけがをしない限り、これから番付を上げていけると思います。

大相撲では、十両に昇進すると、相撲協会から月給が支給されます。反対に、平幕以下は収入はほとんどない厳しい世界です。


<2016年7月追記>

塾生の幕下力士は、先日、7月名古屋場所でも勝ち越し、入塾後の3場所連続での勝ち越しを決めました!!

3勝1敗から2連敗し、3勝3敗で最後の一番を迎えました。見ていた私も非常に緊張しましたが、50キロ以上も大きい相手に対して、しっかりと当たってから、早い動きで回り込み、出し投げでの会心の勝利でした。

これで前場所に続いて、自己最高位を更新です。

彼の過去3年の戦績は下記のとおりです。こう振り返ってみると、なんと3勝4敗の多いことか・・・。

CapD_1522*年11月場所 西36枚目 4勝3敗
2*年1月場所 東28枚目 3勝4敗
2*年3月場所  西37枚目 5勝2敗
2*年5月場所 西23枚目 4勝3敗
2*年7月場所 東20枚目 3勝4敗
2*年 9月場所 西27枚目 3勝4敗
2*年11月場所 東37枚目 5勝2敗
2*年1月場所 西22枚目 3勝4敗
2*年3月場所 西28枚目 3勝4敗
2*年5月場所 西37枚目 3勝4敗
2*年7月場所  東48枚目 6勝1敗
2*年9月場所 東21枚目 3勝4敗
2*年11月場所 東30枚目 4勝3敗
2*年1月場所 西24枚目 3勝4敗
↓ 入塾 ↓
2*年3月場所  東32枚目 5勝2敗
2*年5月場所 東20枚目 4勝3敗
2*年7月場所 西14枚目 4勝3敗

まあ、なかなか大きく勝ち越せず、一気の昇格はできませんが、番付が上がればあがるほど、より強い力士との対戦が待っています。連続で勝ち越すのは、相撲の仕組み上、決して簡単ではないのです。

だからこそ、定期的なセッションでは、そこで勝ち越すためには、場所ごとに目標をどう設定し、普段の稽古にとりくみ、本番でそれを実行するかについて話し合っています

場所に入ってしまうと、勝敗に一喜一憂してしまうものですが、勝敗はあくまでも結果であり、それを目標としてはいけません。これは多くのアスリートが陥る誤りです。結果をテーマにして良いのは超トップアスリートだけ。

その場所をどのように迎え、決めたテーマを最後まで迷うことなく実践するために、どんな準備ができるかを考えることが大事なのです。

それができれば、たとえ負け越したとしても、その場所から成長するために学ぶことができるし、将来に繋がります。

でも、勝敗に一喜一憂して、本来のテーマをやめてしまったり、曲げてしまったりしたら、たとえ勝ち越したとしても、それは嬉しいだけで、多くは学べないし、負け越したら、その2カ月は何もしていないことになります。

最後の一番も、「まっすぐしっかり当たる」というテーマをしっかりと守れたと思います。口で言うのは簡単ですが、それを本番でやり遂げるのは難しいものです。

そのための準備=イメージトレーニングがしっかりとできるようになったことが成長であり、その結果が3場所連続の勝ち越しにつながったと私は考えています。

しかし、素人の私が言うのもなんですが、相撲の内容がとてもよくなっているように見えます。7月場所も3敗していますが、こちらが悪かったというより、相手が良かった感じの取り組みばかりでした。

今日で名古屋場所も終わり、1週間休んでから、稽古再開だそうです。

3場所連続での勝ち越しという結果の喜びを噛みしめていいのは、この1週間だけです。今は美味しいお酒を飲んでください。

 

 

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