専門職

高圧的な上司への苦手意識を、若き公認会計士はメントレでどう乗り越えたのか?

昨年の春に入塾し、今でも定期的にメンタルトレーニングのセッションを続けている公認会計士Tさん(30代男性)に、これまでの経緯や、受講後の変化について、簡単な体験談を書いてもらいました。

Tさんは大手監査法人勤務。同期入社の中でも、いち早く管理職になり、将来のパートナー候補といえるエリート人材ですが、実は高圧的なタイプの上司への苦手意識があり、打ち合わせ中に思考停止している感じがして、モチベーションや自信を少し失いかけていました。

その入塾時の相談メールがこちら。

仕事へのモチベーションを維持するのが難しく、苦手意識を持っている人と話すと思ったことが言えなかったり、緊張が強くなり思考が停止する感じがする。また、失敗したときに気持ちを切り替えられず引きずってしまう。仕事量が多いと焦ってしまい、かえって能力を発揮できない時がある。

これらを少しでも改善できたらと思っているが、自力でのメンタルトレーニングは続かず、他者の支援を借りてメンタルトレーニングを本格的に始めようと思った。特に今回管理職に昇進したばかりで、慣れない仕事にストレスを感じており、また今後プレッシャーがかかる場面が非常に増えるので、今のうちからプレッシャーへの抵抗力を高めたいと思っている。

そのTさんの体験談を紹介します。具体的にどんなアプローチをしているかの参考になるかと思います。


勤務先に、高圧的でプレッシャーをかけてくる苦手な上司がいて、その上司の前だといつも委縮して、体が反応してしまっていました。

ちょうどその頃、管理職に昇格して、上司とのやりとりも増えることから、改善したくて、メンタルトレーニングを調べ始めたのです。

いろいろなホームページを見て、石井塾に一度メールを送らせていただいたのですが、科学的というか、理にかなった合理的アプローチに共感して入塾を決めました。怪しさがなかったのも理由です。

石井塾の指導は「呼吸法」と「事前の想定」です。それまで上司とのやりとりの中で、委縮している自分の状態を意識したことはありませんでしたが、意外と体に反応が出ていることが分かりました。呼吸が浅く、こわばった状態であると。

最初はまず、上司とのやりとりの直前に呼吸を整え、リラックスすることを心がけたら、2~3カ月くらいで少しずつ効果が出てきました。

また、どういうことを意識して臨めばいいか、こう伝えたらこう反応してくるなど、毎日振り返っていくと、3カ月から半年くらいで、何がいいか悪いか、パターンが分かるようになりました。

以前は何も想定せず、丸腰で臨んでいたため、上司の問いに答えられず、焦って委縮する負のスパイラルに陥っていました。しかし、事前の想定を繰り返す中で、緊張はしますが、対処するやり方がだいぶ分かってきました。今でも全く想定していなかった問いには少し焦りますが、上司とのやりとりがストレスでなくなりました

入塾直前は管理職になったストレスで、ひどいかぜをひいてしまい、1週間ほど休む厳しい状況でした。もし石井塾に入塾していなかったことを考えると、本当に恐ろしいです。

今はリモートワークになって、よくコミュニケーションの弊害が話題になります。私はこの仕事が一番忙しい4~5月に、1~2週間のスパンで、今週は何がうまくいったか、来週はどういうことが起こるかなどシミュレーションを続けて、うまく乗り切ることができました。改めて、事前に想定して臨むことの大事さを痛感しました

今でも呼吸法はルーティーンで、ある程度できていると感じています。事前の想定も、毎日の仕事の内容や相手の様子を観察しながらスキルアップを図っています。

今後も石井塾のセッションで、スキルアップのために何をどういうスパンでやればいいかを話し合いながら、セルフコントロールしていきたいと思っています。


体験談の補足です。

Tさんは入塾には、かなりストレスを溜めていました。毎日の呼吸法を継続することで、普段のストレスを軽減しておくことが、上司との面談時に、苦手意識が大きく感じられないために必要な準備になります。

この「事前想定」というのはイメージトレーニングのことです。よくある一般的な事前想定とは違うのは、イメージでは感情的な想定も織り込み、役員の質問や反応に対して、もし答えられない場合に、どのように対応するかについての心理的な準備です。

これまでは、その場で取りつくろうとして、余計に焦ってしまっていたようですが、平常心で対応できるようにイメージしておいたのです。イメージしておくことは、単に頭で考えておくこと以上に感情面での効果があります

こういった心理面の準備は、私がアスリートたちに支援する経験の中で培ってきたものですが、今では多くのビジネスパーソンの支援に積極的に活用していて、多くのビジネスパーソンが結果を残しています。

ここまで開示しているので、似たような課題を抱えていても、独力でできる人はできると思いますが、きちんと基礎から、確実に習得したい方は、ぜひ石井塾の門を叩いてください。

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<2021年6月追記>
Tさんが入塾してから、もう3年になろうとしています。今では月に1回のオンラインセッションを通して、その期間の振り返りと、その先の1-3か月のテーマや課題について、話し合っています。

Tさんのような優秀な若手ビジネスパーソンとのセッションは非常に濃く、毎回60分があっという間に過ぎていきます。

入塾当初はワーカホリック的なところがありましたが、最近はうまくオンとオフをつけられるようになってきています。睡眠時間や休息をうまく取り入れれば、集中力も上がり、仕事に追われるのではなく、仕事を追えるようになります。それを実感できてきているので、その方向にシフトしつつあります。

Tさんの所属する大手監査法人では、管理職になってから、最速で8年でパートナーに昇格するそうですが(40歳前後)、今は順調に階段を上っているようです(会社がTさんに与えるタスクから十分にわかります)。

 

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