石井塾に昨年6月から通っている弁護士のBさん。
超難関中高一貫校→東大法学部(現役)→司法試験合格(在学中)という、日本でも有数の秀才、知のエリートです。しかし、さらに驚いたのが、その働きぶりです。
23歳で弁護士として大手事務所で働き始めてから、10年以上、ほぼ毎日、朝8時に出社し、退社が夜中の2時という生活。週に丸1日休めば良い方で、平均で年間300日以上働いていたそうです。打ち合わせはあるものの、営業などで出かけることもないので、ずっと分厚い契約書とにらめっこです。
でも、Bさんによると、彼の事務所では、それが当たり前。ほとんどの若手弁護士が、そんな生活をしているとのことでした。
さて、そんなBさんの入塾理由は、職場の「困った上司」の影響で、仕事に思ったように集中できなくなったことがきっかけです。それまでに比べ、自分の思ったパフォーマンスができなくなったとのことでしたが、私からすると、それでも常人には理解できない仕事量をこなしていました。
Bさんももちろん、当初は、レゾナンス呼吸を習得してもらうところから入りました。感心させられたのは、Bさんは、月から土まで毎日16時間働きながらも、毎日必ず練習していました。
26時に退社し、26時半に帰宅、シャワーを浴びて、5分レゾナンスをしてから、寝床につく。そして、朝は、事務所に着いてから、5分レゾナンスをする、そんな感じでした。
塾生の中には、忙しいという理由で、トレーニングを休む言い訳をする人もいますが、その気になれば、こんな仕事量をこなしていてもできるものですね。
レゾナンス呼吸を習得したあとも、ほぼ毎週、来塾し、この半年は、脳波のバイオフィードバック訓練を受けています。
Bさんのような秀才も、実は、限られた時間の中で、地道に同じことを繰り返すことで、少しずつ能力を高めていたんだということを、再確認させられました。
メンタルトレーニングの効果か、もしくは、職場が変わったからなのか(まあ正直、こちらの要因も大きいですね)、最近では、集中力も回復し、気持ちよく仕事ができていると報告をくれています。私としても、Bさんのような秀才が、納得して、石井塾のメンタルトレーニングを受け続けてくれていることをうれしく思います。