千葉フローゴルフ研究会は、フローゴルフについて学び、考え、実践するための勉強会やラウンド会を開催しています。
参加無料ですが、ツアーでの活躍を目指すゴルファー(プロ・研修生)だけが入会できます(条件詳細は下記参照)。
20年以上の経験を持つメンタルコーチが主催し、千葉県房総エリア(木更津・袖ヶ浦)で毎月定期的に開催します。
月2回の勉強会や、月1回のラウンド会があります。
フローゴルフの基本理念を共感し、飽くなき探究心を持ち、ゴルフを通して自分への挑戦を続けているゴルファーの入会をお待ちしています。
あなたのゴルフが変わるきっかけにはなるはずです。
フローゴルフとは?
フロー(ゾーン)とは、至高の集中状態で、努力感なしに、頭と体が思うように動いて、本来の力が最高に発揮される状態です。
フローに入っていると、なんの努力感もなくゴルフができるんだ。頑張って良いショットを打とうというよりも、むしろ自然になるという感じだ。技術的なことをあれこれ考えたりせず、何もかも自然でリズミカルにできてしまう。
デービス・ラブⅢ世
あなたも過去にこんなフローに入った経験がありますよね?
どうしたらもっと頻繁にフローを体験できるのでしょうか?
フローの研究からわかっていることは、フローは生活や仕事、練習の質と結びついており、日々をどう過ごすかによって、フローは自分で起こす可能性を高めることができるということ。
フローは「起こるもの」ではなく、「起こすもの」。
この基本姿勢がフローゴルフです。
フローゴルフの提唱者は、米国人のメンタルコーチ、ジオ・ヴァリアンテ。
数多くのPGAツアープロを教えており、2010年からジャスティン・ローズを指導するようになりました。
ジャスティン・ローズは、2001年からUSPGAに参戦していた若手のホープでしたが、2010年まで一度も勝つことができませんでした。
しかし、2010年以降、彼が積み重ねたPGA勝利数は11であり、欧州ツアーも11、そしてリオ五輪では金メダルも獲得しています。
もしフローゴルフに出会っていなかったから、彼のゴルフ人生はかなり違ったものなっていたでしょう。
フローゴルフの基本理念
フローゴルフの基本理念は、ゴルフの帝王、ジャック・ニクラウスの次のコメントに集約されています。
チャレンジすることは決して楽なことではない。しかし、私にとって自分の限界への挑戦とその克服こそがスポーツする理由のすべてなのだ。それに打ち勝ったときの高揚感は、人生で最高に興奮する瞬間だといえる。それはライバルに勝ったからではなく、最大の敵である自分自身に打ち勝つことができたからだ。
『ジャック・ニクラウス自伝』
フローゴルフを目指すうえでは、この「自分自身への挑戦」という考え方が何よりも大事になります。
ゴルフというゲームをとおして、自分に挑戦し、人生を楽しみ、成長する。
この基本理念にこころから共感できないゴルファーは、フローゴルフには向いていません。
活動内容
月2回のグループ勉強会
・平日夕方から2時間程度
・千葉県袖ヶ浦市or木更津市内の会議室やカフェ
※最少催行は2名です
※最大で6-7名です
精神論や思い込みではなく、脳科学や学習科学の知見に基づいて、フローゴルフを実現するうえで参考となる各種テーマを、コーチがまずレクチャーし、参加者で討議します。
勉強会のテーマ例
- 本番で力を発揮するための理論と方法について
- ラウンド中にフローを起こすための準備の仕方について
- ストレスとパフォーマンスの関係
- イメージトレーニング
- ラウンドテーマの設定と振り返りの方法
- 成長を持続させるための練習プランの作り方
- 挑戦を楽しむ姿勢を身につける
- イップスの予防と克服
- 集中力の脳科学と本当の鍛え方
月1回のラウンド会
・千葉房総地区のゴルフ場
・プレイフィーは自己負担です
・アマチュアが同伴する場合もあります
入会条件など
費用
基本無料(飲食・ラウンドフィーは各自)
入会条件
- 20歳から35歳まで
- 男子はPGAプロ、2ndQT・最終テスト経験者
- 女子はLPGAプロ、2次・最終テスト経験者
- 学生は基本NGですが、上記条件を満たせばOK
- 月に1回以上は会の活動に参加できること
シニアツアーを目指している選手や、ツアー実績がある選手については、年齢制限は設けませんので、個別にご相談ください。
こんなゴルファーは大歓迎です
- 試合になると今一つ自分の力を発揮できない
- こんなに努力しているのに成長が停滞していると感じている
- イップスのような症状を抱えている
- プロテストやQTをあと一歩で突破できない
- 試合中に考えすぎてしまう
こんなゴルファーは向いていません
- 考えたり、本を読むのは苦手だ
- あまり地道に努力するタイプではない
- 来年プロテストに落ちたら、ゴルフは辞めたい
入会までの流れ
- 専用フォームからの入会申し込み
- 事前Zoom面接
- お試し入会承認
- 活動開始
- 3か月後に正式入会
主宰者からのメッセージ
はじめまして。千葉フローゴルフ研究会を主宰するメンタルコーチの石井です。
この研究会は2024年から始動を予定していますが、当面は数名の参加者が集まればいいなくらいで考えています。
私はこれまで「本来の力を発揮させる!」をミッションに、約20年のメンタルコーチ経験を重ね、多くのプロゴルファーや学生、研修生と関わってきました。
なお、ゴルフ以外のスポーツ競技では、日本選手権を制覇した選手は大勢います。
設立経緯
私にとっては、ツアーで活躍できる力があるのに、その力を発揮できないでいる選手をみることほど、残念でもったいないと感じることはありません。
しかし、多くのゴルファーにとっては受講料負担が厳しいのが現状です。
学生であれば、まだ親がお金を出すことが多いものの、卒業すると、やはり自分のことは自分でやらなくてはならず、なかなか自費でメンタルを受けようとはなりません。
そこで何かできないかと考えました。
無料で個人指導はできないけれど(お金を払ってくれている選手もいるので)、グループでの勉強会であれば、まずは無料で企画するのもありではないか?
こういったグループ勉強会は、昔から計画していたのですが、都内開催だと、多くのゴルファーにとってはアクセスが悪く、継続が難しいかなと思っていました。
実は私はコロナを機に、都内から千葉県袖ヶ浦市に移り住みました。
この内房・房総エリアは、多くのゴルファーが拠点にしていると聞いているし、また多くのゴルファーが試合やラウンドで訪れたりするので、本気で自分を変えたいと願うゴルファーが参加できる勉強会をやるには、アクセスは悪くない場所かなと考えています。
無料とはいえ、ただ集まるだけの会にはしたくありません。
私はこれまで、精神論や根性論ではなく、脳科学や学習科学の観点から、フロー(ゾーン)を実現する方法を模索してきました。
本当に役に立つ、厳選された知識や方法を提供するので、真剣な参加者相互でディスカッションしながら、それぞれ自分のゴルフに役立てて欲しいと思っています。
フローゴルフで、持続的な成長と、ラウンド中により頻繁にフローを体験できるようになることを目指しませんか?
あなたの入会申し込みをお待ちしています。
入会にあたっては簡単な審査があります。ツアーで活躍できる可能性があるゴルファーのための勉強会なので、希望者全員が入会できるわけではないことをご了承ください。
何か質問などがあれば、お問い合わせフォームからご連絡ください。
勉強会で参考にする書籍
ここで紹介する書籍は、私がフローゴルフに取り組むうえで参考にしているものです。
『フローゴルフへの道』
数多くのUSPGAプロを指導する米国人メンタルコーチ、ジオ・ヴァリアンテ博士の著書。
フローゴルフ研究会で最も参考にするので、必ず入会前に読んでおいて欲しい。
ゴルフメンタル本の中では、私にとっては比較するものがないほどの圧倒的な名著。本当に感銘を受け、何度も読んだ。
この本は、フローゴルフを理解する上で、とても大切な次のようなキーワードを上手く説明してくれています。
- 習慣化
- コントロールのパラドックス
- 自動化と調和
- 周辺意識と中心意識
- エゴ志向と熟達志向
- C-S一致
- 挑戦を楽しむ姿勢
これらのキーワード・基本概念を知ることは、より深くフローゴルフを理解し、実践し、継続できるようになるでしょう。
『超一流になるのは才能か努力か?』
著者はフロリダ州立大学の心理学部教授で、長年スポーツ・音楽・チェスなどのトッププレーヤーのパフォーマンス研究を行っています。
トッププレーヤーが採用している練習方法にはある共通の原則があることを見出し、それをわかりやすく一般向けにまとめた本です。
簡単にまとめるとこんな感じです。
- 自分の能力を少しだけ超える負荷をかけつづける
- 「これで十分」の範囲にとどまっていると、一度身につけたスキルは落ちていく
- グループではなく、一人で没頭する時間を確保する
- 自分の弱点を特定し、それを克服するための課題を徹底的に繰り返す
- 練習を「楽しい」と感じていては、トッププレーヤーにはなれない
- これ以上集中できないと思った時点で練習や勉強はうちきる
- 上達が頭打ちになったときは、取り組むメニューを少しだけ変えてみる
- 即座にフィードバックを得ることで、学習の速度は劇的に上がる
- オンの時間とオフの時間をはっきり分け、一日のスケジュールを組む
- どんな才能も生まれつきの才能ではなく、学習の質と量で決まる
『使える脳の鍛え方 成功する学習の科学』
学習科学についての本で、私がこの数年、最も参考にしている本のひとつ。
私たちのほとんどは集中した反復練習こそ、上達の秘訣だと考えていますが、それは間違えです。
もちろん、初心者にとっては正しいのですが、ツアーでの活躍を目指すあなたにとっては、スイング改造の初期段階「以外」での反復練習は、メリットよりも、デメリットのほうが大きく、上達やフローが遠のきます。
『なぜ本番でしくじるのか?プレッシャーに強い人と弱い人』
著者のイアン・バイロックは、シカゴ大学心理学部パフォーマンス研究所所長。
本来のパフォーマンスを発揮するうえでの様々な研究成果を幅広く知ることができる。
決して簡単な本ではないですが、タイトルのとおり、本番で失敗してしまう原因をいくつかに分けて解説しています。
その一つが「分析による麻痺」
ゴルフでいうと、本来のショットは、長年の練習によって自動化された動きであり、そのときは脳の調和が取れている。
しかし、そこに「わざわざ」不必要な思考を加えることで、脳の調和が乱れ、せっかくの自動化された動きが邪魔されて、ミスショットになる。
ブルースリーの「考えるな、感じろ」の理論的な裏付けでもある。