テレビで紹介されたいた、競泳の池江璃花子選手のイメージトレーニングをご存知でしょうか?
控え室からスタート、そしてゴールまで、完璧な泳ぎを寸分違わずイメージし、少しでも雑念が入れば最初からやり直す――。
このストイックな取り組みに感銘を受けた方も多いでしょう。
こんな感じで、有名アスリートのイメージトレーニングを実践すれば、自分も成功できる!
そんなふうに思ってイメトレを始めようとしていませんか?
残念ながら、それは大きな誤解かもしれません。
なぜ超一流選手のイメージトレーニングをそのまま真似してはいけないのか?
この番組を見たある音楽家(当塾の塾生でもあります)は、こう漏らしました。
競泳がピアノ演奏よりも時間が短いとしても、そこまで完璧に集中してイメージすることは、私にはできない
彼女はピアノに人生を捧げるほどストイックな人ですが、それでもそう感じたのです。
この発言は、イメージトレーニングを本格的に石井塾で学び、「なんちゃってイメージ」と「本物のイメージ」の違いがわかるがゆえの発言でもあります。
本当に良いイメージができているかどうかは、多くの人にはわからないものです。
例えば、こんな実績を持つ方でも、石井塾に来るまでは「間違ったイメージトレーニングをやっていた」のです。
池江選手のような世界トップクラスのアスリートであれば、その競技における「完璧なイメージ」を具体的に描けるかもしれません。
しかし、池江選手でさえ、途中で集中力が切れ、何度もやり直しているのです。
よくテレビや書籍では、イチロー選手や錦織選手のような超一流アスリートのメンタルトレーニング法や考え方が頻繁に紹介されます。
これは一般受けするためですが、私がメンタルコーチとして、多くの選手やビジネスパーソンと日々向き合う中で感じるのは、そうしたトップアスリートしかできないトレーニングを安易に真似することのデメリットです。
多くのコーチや指導者は、自分ができるイメージをそのまま選手に求めてしまいがちです。
しかし、コーチほど技術レベルが達していない選手が、完璧なイメージを描くのは至難の業。
イメトレのやり方がわからない
上手くできている感じがしない
イメトレの効果を感じない
コーチの言うようにイメージできない
結果として、イメージトレーニングがスキルとして根付かず、途中で諦めてしまうケースが後を絶ちません。
これは本当にもったいないことです。
イメージトレーニングは「スキル(技術)」です
私がメンタルコーチとして長年活動し、確信しているのは、イメージというのは紛れもないスキル(技術)だということです。
そして、スキルは地道な練習によって少しずつ上達するものです。
その訓練がイメージトレーニングなのです。
私はメンタルコーチとして、20年、2万時間以上の個別セッションを経験しており、指導した人数は、1000名近くになろうとしています。
イメージ力こそ、スポーツや演奏、操縦や外科手術など、あらゆる分野でのパフォーマンス向上を目指す上で、最も大切なメンタルスキルだと私は考えています。
イメージ力は、本番を想定し、どんな状況でも冷静に対応するための準備として使えるだけでなく、技能上達にも非常に有効です。
いつでもどこでも実践でき、脳科学的にもその有効性が証明されています。
イメージトレーニングの歴史や科学、効果や方法、具体的な練習方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
「成功イメージ」だけでは不十分な理由
しかし、一般によく知られているイメージトレーニングは、「優勝して表彰台に立っている自分」といった「成功イメージ」でしょう。
これは、気分を高揚させ、やる気や自信を生み出す効果はありますが、それだけで技能が向上することはありません。
暗示にかかりやすい人や、元々イメージ力のある人なら簡単にできるため、イメージがすきるではないと誤解されがちな点です。
もちろん、自信を持つことは重要であり、それによって競技力が向上することもあります。
しかし、その反対に「できたつもり」になるだけで、実際のパフォーマンスには結びつかないケースも少なくありません。
超一流選手が日々、どれほど肉体を追い込んでいるかを知れば、そのフィジカルトレーニングを安易に真似しようとは思わないはずです。
ところが、メンタルトレーニングとなると、「脳内のことだから誰でもできるのでは?」と気軽に手を出してしまいがち。
しかし、現実は「全くできない」と気づき、途中で諦めてしまうか、自己流で「なんとなくやっているつもり」になってしまうのです。
あなたのイメージトレーニング、最初の一歩は?
以前、自転車競技(BMXレーシング)の高校生に、スタートからゴールまでの約2分のイメージを毎日する宿題を出しました。
しかし1週間後、「しっくりこない」「どうやればいいか分からなかった」という報告を受けました。
長い競技歴と地頭を持つ彼でさえ、そうだったのです。
これは多くの大人でも同様にぶつかる壁です。
では、どうすれば効果的なイメージトレーニングができるのでしょうか?
重要なのは、「まずは分解して、できるところから始める」ことです。
いきなり全てを完璧にこなそうとするのではなく、小さなステップから始めるのです。
この高校生には3つの具体的な方法を教え、試行錯誤を促しました。
その結果、年代別で表彰台に立ったことのなかった彼が、入塾半年後には全日本ジュニアで優勝を飾ったのです。
レース中のかけ引きが要求されるこの競技にはイメージトレーニングは効果てきめんでした。
専門家と一緒に、あなたのイメージ力を磨きませんか?
繰り返しになりますが、イメージトレーニングはスキルです。
ゴルフやピアノ、テニスと同じように、しっかりとした基礎を学び、地道な練習を継続すれば、必ず上達します。
もしあなたが、スポーツ、演奏、あるいは外科手術のような仕事におけるスキルアップのために、この「イメージ力」を本気で磨きたいと考えているなら、自己流や安易な模倣では限界があります。
あなたのレベルや目標に合わせて、正しいステップでイメージトレーニングを習得したいなら、経験豊富な専門家による個別指導が最も確実な近道です。
石井塾では、あなたがどんな分野、どんなレベルであっても、あなたに合わせた具体的な指導で、イメージ力をスキルとして着実に身につけてさせます。
あなたの「できる」を積み重ねて、最高のパフォーマンスを引き出します。
パフォーマンスを本気で変えたいなら、ぜひ一度、有料の個別相談にお申し込みください。
この道20年のプロが、1時間しっかりと時間を取るので、無料では提供できませんが、必ず参考になるはずです。


