塾生(囲碁棋士)のメンタルトレーニング体験談20150804

前回のチェリストに続いて、塾生の囲碁棋士(女流)から、石井塾でのメンタルトレーニング体験談をもらいました。

囲碁のような知的競技において、石井塾のメンタルトレーニングが、どのような効果があるのかについて、参考になるかと思います。

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CapD20150722_1石井塾に通い始めて一番変化があったのは、「普段の勉強」と「本番での精神状態」の2つです。

石井先生のアドバイスで、普段の勉強(詰め碁、棋譜並べ、練習対局など)の記録をノートにつけるようになってから、何気なく行っていたことが、成果として目に見えるものになったので、自然と勉強時間も増えました。

呼吸法を練習するようになってからは、手合(対局)が始まる前、形勢が良い時、悪い時に生まれる焦りや緊張も無くなってきたし、それらが起こってしまった時にも呼吸法などで対処できるようになりました。

石井先生は囲碁のルールなどは全く知らないのですが、何も知らないからこそ自分では発想できないようなことを提案してくれます。そんな事出来ないと思っていた事でも、実際に実行すると良い効果があったりします。結果よりもまずはやってみるという事が大切だということを学びました。

最初のころは、色々と出される課題について、考える事が苦しかったですが、最近は新しい発見がある度に面白く感じています。

入塾して15か月目ですが、今年はこの半年で、去年の勝ち星をすでに上回り、成果が出始めています。打った碁を振り返り、良かった所、悪かった所を探り、具体的な改善案を考えて、それを次回以降の手合で試す。定期的に、この繰り返しをしているなかで、悪い所が着実に改善され、自分に合った新しい戦法を見つける事もできました。それらが勝率アップに繋がっていると思っています。

石井塾で教わった呼吸法や自己管理などは習慣として身につくので、一時的ではなくこれから先も役に立っていくと思います。

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囲碁のプロ棋士になるには、「院生制度」というものがあります。院生とは、プロの囲碁棋士を目指す若者が切磋琢磨する道場のようなもので、将棋界でいう「奨励会」のようなものです。院生の成績優秀者2-3名が、毎年プロ棋士(例外あり)になります。

彼女は小学4年生で日本棋院の「院生」になりましたが、実はなった直後に、1型糖尿病の診断を受けました。1型糖尿病になると、毎日、定期的にインシュリン注射をしながら、血糖値をコントロールする必要があり、その負担はすくなくありません。

彼女は病気と向き合いながら、厳しい院生制度を勝ち抜き、16歳の時にプロ棋士になりました。

しかし、どの分野にせよ、プロというのは、なってからも大変です。入塾当時18歳で、まだまだ若いですが、囲碁の世界では、必ずもそうとは言えない年齢でもあり、これからの2-3年が、その後を決める大きな時期です。勝率もなかなか伸びていなかったことから、家族のアドバイスもあり、石井塾の門を叩きました。

正直なところ、入塾当初は、正直、少し頼りなかった感じもありましたが、去年の暮れ頃から、明らかに、本人の気持ちの変化や、こちらの課題への取組姿勢が変わり始めたことがわかりました。そして、明らかに、自分で考えられるようになってきました。

今年の勝率アップは、それが如実に表れていると思います。もしくは、勝率アップが、取組姿勢に影響を与えたのかもしれません。

いずれにせよ、その循環でひとは成長していくものであり、その循環をどうお手伝いするのかが、私の仕事です。

 

 

 

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