シニア(60代)

シニアのメンタルトレーニング|本気で取り組んでいれば、60代になっても本番で緊張する

ここ数年、メンタルトレーニング石井塾には60代の方からの入塾相談が増えています。

仕事を退いたばかりの方、定年を目前にした方。長く続けてきたゴルフや楽器、あるいは大人になってから始めた趣味や競技に、改めて本気で取り組もうとしている方たちです。

シニアの部や年齢別の全国大会、国際大会を目指している方もいます。

申込フォームには、こんな言葉が並びます。

仕事をセミリタイアし、これを機にゴルフに真剣に取り組みたいと考えています。ゴルフ歴は40年以上(中断10年あり)でかつては80~90台で回っていましたが、今は滅多に100を切れなくなりました。これには技術体力の衰えではなく、自分自身のモノの考え方が影響しているように感じています。

ゴルフ

アマチュアオケで管楽器を吹いています。ソロや難易度が高い部分で緊張して震えて息が浅くなり上手く吹けない時があります。4年位前に歳のせいか演奏の調子が悪くなり、アンサンブルやソロの発表会でボロボロになったことがトラウマになっている様に思います。

管楽器演奏

試合になると緊張して体が固まり、練習の成果が出せない。

1対1の個人競技

最後の方は、年に一度の全国大会を目指して入塾されました。そして半年後の大会では、試合の中で体がしっかり動き、準決勝、決勝ともに、これまでにない内容で勝ち切りました。

この年齢で本番に緊張するなんて、と恥ずかしく思う必要はありません。

同じ年代で、同じようにあがりや緊張と向き合い、変わっていった人たちがいます。この記事では、その方たちの声と取り組みを紹介します。

なぜ人生経験を重ねても、本番では緊張するのか

年齢を重ねれば落ち着く、とよく言われます。それは半分は正しいと思います。

ただ、大人が落ち着いて見えるのは、プレッシャーのかかる場面そのものを避けるようになるからでもあります。無理をしない。勝ち負けのかかる場に、自分から出ていかない。だから緊張する機会が減っていきます。

ところが、競技や演奏で上を目指し始めると、話が変わります。レベルが上がり、大会が大きくなり、より強い相手が待つようになれば、プレッシャーは必ずかかります。これは年齢に関係のない大原則で、20代でも60代でも同じです。

60代、シニアと呼ばれる年代になって本番で緊張するのは、衰えでも弱さでもありません。それだけ本気で上を目指しているということです。

もう一つ、相談に来られる方の多くに共通しているのは、若いころから多少あがり症の傾向があったことです。

小さい頃から赤面や視線恐怖があったので性格的にも気にしやすい部分もあると思います。定年も近いので、是非上がり症を克服して演奏活動を充実させたくて、相談させて戴きました。

管楽器演奏

長年その傾向とうまく付き合ってきた人が、大きな舞台に挑むようになって、改めて向き合うことになる。そういう方が多い印象です。

先ほどの申込の声でも、管楽器の方は調子を崩した理由を「歳のせいか」と書き、ゴルフの方は「技術体力の衰えではなく、自分自身のモノの考え方」と書いていました。

本番での崩れを年齢のせいだと決めてしまうと、打つ手がなくなります。年齢は変えられませんが、本番での体と頭の反応は、トレーニングで変えられます。

言われた通りに頑張っても、変わらなかった

60代の方の申込を読んでいて気づくのは、皆さん、周りからのアドバイスをすでに真面目に実行していることです。

ラウンド中に自分でも努力して考えを変えるよう、ポジティブ思考を持つよう努力しますが、そのやり方がよくわからず気が付いたらいつもの思考パターンに陥ってしまうわけです。残りの人生、ゴルフの上達を目標にしたいと思いますので、何とか頑張りたいです。

ゴルフ

今もトレーナーに「体が常に緊張しているからリラックスするように」言われているができない

1対1の個人競技

プロのレッスンも受けていますが、その緊張を和らげることに関しては「場数を踏むこと」といわれ、それもかなり実践(オープンライブや地域の施設でのボランティア演奏など)しています。そうした発表の場での緊張にはかなり差があって、自分としては、大きな舞台(コンテストなど)になる程、顕著に感じます。信頼できる聴き手の意見だと、練習時のベストと比べて30%程度まで下がる、とのことです。

笛の演奏

ポジティブに考えよう。リラックスしよう。場数を踏もう。どれも間違ったアドバイスではありません。

ただ、本番で体が固まる人は、リラックスしようとしてもできないから困っています。場数についても、私はよく「準備不足の本番から学べることは、それほど多くない」とお伝えしています。大きな舞台ほど崩れるという経験を重ねても、次の本番の助けにはなりにくいからです。

石井塾でやることは、気持ちの持ち方を変えることではありません。

まず、呼吸法で、緊張した体の反応を自分で整える技術を身につけます。

そのうえで、本番で起こりうることを事前に想定し、そうなったときにどうするかまで決めておきます。これをメンタルリハーサルと呼んでいます。本番前のルーティンをつくり、本番が終わったら振り返って、次の本番に備えます。

トレーニングは毎日30分ほど必要です。そして、何をどう想定し、どう振り返るかは、競技や楽器、その人の本番によってまったく違います。だから、セッションで一人ひとりの本番に合わせて、準備と振り返りを一緒に繰り返していきます。

あなたも本番に強くなれる|石井塾メソッドの全体像こんなに頑張っているのに結果が出ない… 本番になると、いつもと全然違ってしまう… もしあなたが、仕事、スポーツやゴルフ、演奏やダ...

本気で上を目指している、シニア世代の塾生たち

試合で体が固まっていた人が、冷静に試合を進められるようになるまで

冒頭で紹介した、試合になると体が固まると書いていた方です。

1対1で戦う個人競技に取り組んでいて、年に一度、秋に開かれる年齢別の全国大会を目標に、春に入塾されました。

申込には、競技のことだけでなく、こんな動機も書かれていました。

いろいろなことを気にしすぎる性格なので、メンタルトレーニングで普段の生活も向上させられるのではないかとの期待

精神面を鍛えて、楽しく競技をしたい

1対1の個人競技

トレーナーからは、体が常に緊張しているからリラックスするようにと言われ続けていました。それでも、本番で体を緩めることができない。そこでセッションでは、呼吸法を身につけてもらい、試合5分前のルーティンを一緒につくりました。試合の直前に何をして、どう試合に入るか。それを事前に決めて、本番でもその通りに実行できるように準備していきました。

大会の翌日、こんな報告が届きました。

石井先生、今までメンタルトレーニングをご指導いただき、本当にありがとうございました。

準決勝、決勝ともいままでは3-2のすれすれの勝利で、5-0で勝てたことがなかったのですごく嬉しかったです。

呼吸法や試合5分前のルーティンのおかげで、冷静に試合を進めることができたことが勝因だと思います。

ただ、いろいろな方法を試してみましたが、昨日は3時間しか眠れず、不安な夜を過ごしました。

これは想定していて、対処法も考えていて、「昨年も短時間の睡眠で勝てたので、これも想定内。大丈夫!」と思うようにしていましたが、やはり辛い夜でした。

でも、先生に教えていただいた「自分ではコントロールできないことに執着しない」という考え方のおかげで、朝には気持ちを切り替え、試合に臨むことができました。

明日からは、来年の全国大会に向け新たな1年が始まります。これからも先生に教えていただいたことを大切にしながら、頑張っていきたいと思います。

先生のおかげで、今まで経験したことがない大きな学びと自信を得ることができました。本当にありがとうございました‼️

1対1の個人競技

彼女は60代半ばで、年齢的にもハードな競技でしたが、全国大会に向けて、日々、自分を追い込み、本当に真剣にメントレにも取り組んでいました。

追い込みすぎる傾向もあったので、大会前のオフの取り方なんかも、しっかり伝えることができたのも、いい結果につながったのかと思います。

「何とか変わりたい」と入塾した女子プロボウラー

彼女は60代のプロボウラーです。地元でボウリング場の運営の仕事をしながら、プロの試合に出場しています。

現役のトーナメントプロボウラーです。プロボウラー〇〇年目ですが、結果が出せず、もがいています。自分を信じることができず いつも意識過剰な考え癖を繰り返してます。何とか変わりたい 変えたい 楽しくプレイしたいです.是非ともご指導お願いします。

1対1の個人競技

プロボウリングの試合の多くは、年齢に関係なく若い選手と同じ舞台で行われます。一方でシニア・年齢別の試合も一部あります。

若いころに公式戦で1勝を挙げていますが、その後の30年近くは、出場するだけで終わる試合がほとんどだったそうです。

それでも「このままでは終わりたくない」と、石井塾の門を叩きました。

Kプロとのセッションは、もうすぐ5年目に入ります。

今ではセッションは月に1回ほどです。試合に向けて準備をし、終わったら一緒に振り返り、また次の試合の準備をする。それを繰り返しています。

年齢制限のない公式戦では、やはりなかなか結果を出すことができていませんが、シニア・年齢別の試合では結果を出せること増えてきました、

自分にできることを一歩ずつ積み重ねる姿は、年齢をまったく感じさせません。

会社を手放したあと、ゴルフへの情熱を取り戻した元経営者

Tさんは、27年経営してきた会社を売却したあとに入塾した60代の方です。経営のストレスから、人前での強い緊張や、字を書くときの手の震えに悩んでいました。

トレーニングで症状が落ち着いてからは、若いころに夢中になっていたゴルフに再び打ち込むようになり、入塾時は100以上叩いていたスコアも、80台で回れるようになりました。Tさんの体験談はこちらで読めます。

ストレスで会社売却。もっと早くメントレを受けていればと悔やむも、今はゴルフを楽しむ元経営者塾生のTさん(60代男性)は、本当に謙虚で、真面目な人柄です。 某工業大学を卒業後、機械設計の会社に勤め、30歳の時に脱サラ、個人...

シニア世代の方たちに共通すること

60代の方の申込で、もう一つ印象に残るのが、石井塾を選んだ理由です。

まず、一番は、科学的な方法と感じられることです。私自身は、精神論的なもの、神秘的なもの、に関してかなり苦手(敬遠しがち)な人間で、日常のさまざまな判断もかなり数値を材料にしているので、相性はよいのでは、と考えました。

笛の演奏・60代

メンタルトレーニングは相性が大切だと思っているので、事前に目標や現況などを細かいところ把握してから、入塾の相談を受けるところ

1対1の個人競技・60代

精神論ではなく、方法として納得できるものを選びたい。自分との相性を確かめてから始めたい。

人生経験を重ねてきた方らしい選び方だと思います。

そして、始めてからの取り組み方も共通しています。

最近入塾された60代の方々は、私が指導したことを丁寧に守り、課題にも真面目に取り組まれる方がほとんどです。

指導する側としても、本当にやりやすいと感じています。なぜそれをやるのかを納得したうえで始めるので、迷わずに続けられるのかもしれません。

そんなに簡単に自分を変えることができる魔法などはない、ということをよく知っているのです。

この年になっても、本気でいられるものに出会えているのだから

この歳でメントレを始めるなんて。この歳で本番に緊張するなんて。

そう思う必要はまったくありません。同じ年代の方たちが、ゴルフで、楽器で、大人になってから始めた競技で、本気で上を目指しています。

50代後半の私にとって、60代の方たちはほぼ同じ世代です。私自身もゴルフにどはまりしていますし、この年齢でも、本気で熱中できものがあることの喜びを実感しています。

何かに本気で取り組んでいるとき、人は時間を忘れるほど没頭する「フロー」の状態に入ることができ、それはその人だけが味わえる幸せです。

もっと頻繁にフローを体験できるようになるための準備と方法仕事やスポーツ、試験やプレゼンなどにおいて、過去に一度でも、その最中に、こんな感覚を持ったことはありませんか? リラックスして...

残りの人生で、自分の力を出し切りたい。あるいは、これからも長く楽しみ続けたい。

どちらを望むにしても、せっかく本気になれるものに出会えたのなら、小さなフローを体験しながら、その力を本番でも出せたほうがいいはずです。

本番の緊張は、年齢のせいでも性格のせいでもなく、トレーニングで向き合えるものです。60代から、シニアになってから始めても、遅くはありません。

受講までの3ステップ

1. 入塾簡易診断(無料・所要2〜3分)で、石井塾との相性を確かめる
2. お試し入塾相談で、目標や現状を詳しく伺い、取り組み方を一緒に考える
3. 短期集中コース(3か月・全8回)で、呼吸法、イメージ、ルーティンの基礎を身につける

まずは、ページ下の入塾簡易診断から始めてみてください。

入塾簡易診断のご案内

石井塾の短期集中プログラムに興味を持たれた方は、まずは「入塾簡易診断(無料)」を受けてみてください。

メンタルトレーニングは相性がとても大切です。

この入塾簡易診断は、あなた(やお子さん)の課題解決にとって、石井塾が選択肢になりうるかを、まず簡単に確かめるためのものです。

所要時間は約2〜3分、ほとんどが選択式で答えるだけ。

診断結果は即時、メールにてフィードバックされます。

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簡易診断を受けた方には、2009年に出版された塾長の書籍『ここ一番に強い自分は科学的に作り出せる(こう書房)』の全文PDFを無料進呈しています。20年以上も変わらず続く、石井塾の基本メソッドがわかります。