演奏の緊張やあがり症

アンサンブルを苦手としていた管楽器奏者からの「音楽を味わうことができた」報告メール20170206

昨年秋に入塾した音大院生のHさん。管楽器奏者ですが、毎コン1次予選は通過できる実力です。

コンクールや試験といったところで、ソロで演奏するぶんには、緊張はするものの、なんとかこなせていたので、それほど問題を感じていませんでしたが、昔から、楽団やアンサンブルになると、ひどく周りの目を気にしてしまうことがあり、ある本番で、本当にメタメタな演奏をしてしまったことがきっかけで、お試し入塾相談にやってきました。

結果から言うと、入塾後、何度かあった本番を無事こなせるようになっていたし、入塾のきっかけとなった失敗した同じ本番も、それほど大きな失敗も過緊張もなくこなすことができました。

もともと「極度のあがり症」というほどでもなく、短期集中コースが終了し、ほぼ、あがりの問題は克服できる方向性は確認できたので、卒塾するという選択肢もあったのですが(若い演奏家は金銭的な問題で卒塾する人が多い)、これから春に向けて、さらに大事な本番やオーディションがあるのと、Hさんは、それなりの実力もあるのに(上を見たらきりがないのが音楽の世界ですが)、なぜか自己肯定感が低い(自信がない)のと、練習計画を立てることが苦手なので、継続コースでは、時間をかけてでも、そこに取り組んでいくことになりました。

そして、次の報告メールは、練習計画を見直してから迎えた一発目の本番でした。


石井先生

こんばんは。本日、××でのアンサンブル(****奏)の本番が終わりました。

今までの本番の中で、一番落ち着いて、そして音楽を楽しめた時間となりました。もちろん緊張はしましたが、本番はまさに練習のように吹け、それだけでなく音楽を味わうことができましたもちろん全てではないのですが、いつもはこんな余裕すらなかったので大きな変化です。

このような大きな舞台で失敗なく終われたことに何よりほっとし、今までしてきたメンタルトレーニングの効果を一番感じました。今回は電車の中や普段の合わせ、練習から本番の舞台をよくイメージできていたことが大きいと思います。

来週は××でオーケストラの本番です。二番ですが、目立つところもあるので気を抜かずこちらもしっかり対策しようと思います。

以上ご報告でした。


これから春に向けて、大事な本番とオーディション、コンクールが続きます。

オーディションやコンクールの結果は、「時と運」次第なので、結果にフォーカスするのではなく、そこの舞台でも、今回と同じように「音楽を楽しめた時間」が持てることを目指して欲しいと思います。

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