ゴルフ

プロテストに合格した男子プロゴルファーのメンタルトレーニング体験談20181210

2017年10月に先輩プロの紹介で入塾し、2018年8月に、自身2回目の最終テスト受験で、見事通過した28歳の元研修生に、石井塾でどんなメンタルトレーニングをしたのかについて体験談を書いてもらいましたので、紹介したいと思います。

私は高校からゴルフを始めました。努力はしていたものの、高校や大学の試合で目立った成績も出せず、レギュラーにはなれませんでした。それでも、大学卒業後は、ゴルフが大好きなのでプロを目指すことに迷いはありませんでした。

ゴルフ場で研修生となり、数年かけて、少しずつ力をつけ、初めて迎えた去年の最終プロテスト。

練習ラウンドでは絶好調だったのに、試合初日に大叩きをして全く歯がたちませんでした。技術も足りないと感じたのですが、それ以上に気持ちの面で空回りしていると思い、師匠の先輩プロに相談したら、先輩プロが以前通っていたメンタルトレーニング石井塾の存在を知りました。

それまでメンタルトレーニングは大学ゴルフ部でやったことはあったのですが、石井塾は、根性論ではなく脳科学などに基づいたメンタルトレーニングで、とても良いと聞き入塾を決意しました

石井先生から指導された、脳科学に基づいた練習方法は、目からウロコの連続でした。それまで、ただ球を打つことばかりでしたが、一球一球、考えてボールを打つようになりました。すごく頭を使うので、最初は頭がパンクしそうでしたが、それでも半年ほどすると、苦手だったアプローチも少しづつも良くなり、ドロー一辺倒だったドライバーも、フェードが打てるようになってきました

同時に、呼吸で心拍数や気持ちのコントロールするメンタルトレーニング術や、それを取り入れたルーティンを教わりました。ラウンドでも気持ちの上がり下がりが減って、試合(研修会)などで成績がでてきました。

春以降は、先生や塾生と何回かラウンドしながら、実践的なメンタルトレーニング指導を受けました。ラウンド中の呼吸やイメージなど、今まで考えたこともない部分が、どんなに大切かを学びました。

また、言われたように、目標と弾道を毎ショット宣言するようにしたところ、漠然としていた弾道イメージがだんだんハッキリみえてくるようになりましたし、苦手だったコースマネジメントがわかるようになってきました。

パッティングでは、ルーティンに呼吸法をとりいれ、素振りをやめて構えたらすぐ打つという方法にしました。先生の考えでは、最終プロテストでは、パットで迷い始めたら全部が悪くなるので、迷わないで打てるルーティンを今から身につける必要があるからとのことでした。

初めは恐る恐るでしたが、根気強く続けたおかげで、プロテストでは、本当に、いつも通りにパッティングが出来ました。

去年失敗した最終テストでは、絶好調だったところもあり、本番前は何も考えずに迎えました。ところは当日はただただ不安になり、気持ちがフワフワして失敗しました。今年は、先生と一緒に細かいところまで、本番を想定し、本番に何が起きても動揺することがないように、入念に準備しました。

2日目の3番ホールから「6連続ボギー」がきた時も、そんなことも起こるのではないかという想定していたので、動揺することなく、巻き返しができましたし、最終日の最終ホールで、これを外せば落ちるという5メートルのバーディーパットも決めることができました。結果、最終テストを1打ぎりぎりで通過する事が出来ました。

この1年を振り返ってみると、ただ球を打っていただけだった練習が、考え、より効率的な練習をする事ができるようになりました。

毎ショット、打つ球筋をかえたりする事で、ずーっと課題であったアプローチを克服しました。ずーっとメンタルが弱くて動けないと思い込んでいましたが、単なる技術不足だとわかり、技術を上げるためのメンタルもあるとわかりましたそのような考え方をしたことがなかったので、先生の話は毎回刺激がありました

部活でレギュラーにもなったこともなく、すごい運動神経があるわけでもなく、センスもない私が、先生の指導のもと、正しい取り組み方でこんなに変われるんだと思いました。本番でも動揺しなくなりました。メンタルトレーニング石井塾を教えてくれた先輩に感謝です。

今の現状を何とか打破し、上のランクを目指したい方。どのような練習をして良いかわからない方にはオススメです。

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多くのゴルフ場には「研修生」と呼ばれる、プロテスト受験するために、そのゴルフ場に住み込みで働いている見習ゴルファーがいます。

日本全国には1000以上のコースがあり、それを考えると、男女研修生だけで1000名以上はいる計算になりますが、プロテストに合格できるのは、毎年男子が50数名、女子が20数名です。

最近では、プロテストに合格する選手の多くが、高校や大学で実績を残したエリートであることを考えると、研修生からプロになることは、本当に狭き門なのです。実際、彼が所属するコースでも、合格後は、大きなポスターを訪問者が必ず通る通路に掲げていました。

先輩プロからは、紹介時に、「先生、藤田は実際にはまだ技術が足りません。プロテストに落ちたのはメンタルだけではないです。一緒にラウンドしても、いつも同じミスを繰り返しています。厳しくやってください」と言われていました。

入塾したのが2017年11月で、プロテストまでまだ9か月あったので、まずは詳しく本人から話を聞いて、どのようにこの9か月を有効に使うかを考えました。たたがむしゃらに球を打っている時間が多かったので、まずは練習方法を見直すことにしました

練習で頭を使うようになって3-4カ月で、ショットやアプローチに変化が起こり(即効性のある方法ではないので)、そこからパッティングのルーティンを徹底的に教えました。「入らなくていいから、打ちだすラインだけを意識して、できるだけ速く打とう」としつこく指導したのですが、

驚いたのは、2-3ヶ月後のラウンドでは、私が想像していたよりもずっと速いルーティンに仕上がっていたことでした。こういったどうせやるなら徹底的にやる」メンタリティーも上手く作用したのだと思います。

プロテストの結果報告を聞くと、ほぼパットの出来が全てだったようで、プロテストの初日と最終日、パットはノーミス。それどころか、普段よりもずっと良かったとのことでした。合否ライン上での、最終ホールのバーディパット。何度も想定させていましたが、実際に「迷ったらダメだ。できるだけ速いルーティンで打ってやる」と思って打って、バーディーを決めたそうです

「プロテストに受かる力はあるのに」という研修生・ゴルファーは大勢います。しかし実際に合格するには、本番で力を発揮するための準備が必要なのです。しかも、ゴルフのプロテストのような、みんなが人生をかけている大一番では中途半端はだめです。彼の最大の勝因は、早めに気づいて、アクションを起こし、とにかく信じて取り組んたことだと思います。最終日前夜のセッションで「誰がなんと言おうと、自分だけは自分を信じてあげたい」と話していたことが印象的でした

※本番を想定したノートの一部。写メしてもらい、ラインで提出。内容がわからないように遠巻きに。

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