先日、アマゾンで見つけた本です。

脳と運動のふしぎな関係: 体で覚えるって、どういうこと? (くもんジュニアサイエンス)

本のタイトルのとおり、この本は、私たちが運動(技能)を習得するにあたり、脳がどのように機能しているかについて書かれています。

公文の出版社による、子供向けの本で、ページ数も100ページほどと少ない本ですが、なかなかどうして、中身はそれなりに専門的です。この分野の一線級の東大教授が書いた本ですから。

脳が運動を覚えることを、専門用語では、運動学習といいます。運動学習の脳内メカニズムを知っておくことは、アスリートだけでなく、演奏家などにとっても、とても大切なことだと思います。

こういったメカニズムを、どのように自分の運動学習=技能上達の練習に結びつけられるか、そのヒントになります。

例えば、少年野球や高校野球では、素振りを200回連続で行うことが、当たり前に行われています。

ゴルフの練習場でも、連続で何十球もドライバーショットを打っている人が大勢います。

このような練習方法は、昔から当たり前のように行われているので、それを疑問に思う人はほとんどいません。

監督やコーチも、そうやって育ってきているので、それを若者に指導するのが当たり前です。

しかし、今や運動学習の脳内メカニズムが明らかになるにつれ、このような練習が本当に効率的であるか、疑問視されるようになっています。

効果はもちろんあります。素振りをしないで上手くなれるはずがありません。

問題は、効率的かどうか?なのです。

野球に関していえば、多くの才能ある高校球児が、練習のし過ぎで、ひじや肩を壊して、プロへの道を閉ざされています。

この本の最終章では、運動学習のメカニズム基づいて、より効率的に運動を学習するためののヒントがいくつか示されています。

私もこれまで多くの運動学習の書籍を読みましたが、どれもとても難しく、なかなか人に薦められるものがありませんでしたが、これはかなりわかりやすくまとまっています。

ただ残念ながら、イメージトレーニングの効用などについては書かれていません。まあこれは紙面の関係上、仕方ないですね。

 

 

 



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