カーレーサーのメンタル その1

昨秋より、石井塾には、モーターレースでは国内最高峰の舞台で戦っているカーレーサーが来ています。

時速300キロを超えるレースでは、コンマ1秒で何十メートルも進んでしまいます。運転中に考える時間はありません。

だから、良い運転をするには、考えていてはいけないそうです。

石井塾では、「考えないで、感じること」の重要性を常に強調していますが、その重要性を良く理解しているからこそ、石井塾の門を叩いたそうです。

実際、石井塾のメソッドとは相性がよく、2013年のシーズン前ですが、かなり好調な感じです。

ドライビングで大事なことは、常に限界にまで、車のポテンシャルを引き出すことだそうです。車のポテンシャルは、走っていく中で、タイヤの摩耗度や空圧、路面コンディションなどによって刻々と変化します。

走っているとき、それをいちいち考えていては、最高の力を発揮できません。それでは遅すぎるのです。考えるのではなく、感じて、無意識に限界を探り続けることが重要です。

調子が良いときには、自然と、どのように次のコーナーを攻めるか、イメージが浮かび、体が勝手に反応してくれるそうです。

反対に、調子が良くないときには、このイメージが自然に出てこないし、体がうまく反応してくれなかったり、コースの攻め方を考えてしまっている自分に気が付くそうです。

彼とは、セッションの度に、時速300キロを超えて走る車のドライビングでできるメンタルコントロールについて、いろいろと一緒に考えながら、この「考えないで、感じる」ための方法を模索しています。本番では考えてはいけませんが、準備のときにはしっかり考えるのです。

まず取り組んだのが、レース前に気持ちを落ち着かせること。レース前に心が不安定であれば、それはレース中のドライビングに必ず影響を及ぼします。

そのために、レゾナンス呼吸は必須です。

彼は本番レースの10日前に入塾しましたが、すぐにその効果を実感できたそうです。

ツールを貸して、レース直前に心拍数を測定してもらったところ、なんと150を超えていたそうです。それでは落ち着かないのは当たり前です。心拍数を80にすることはできませんし、その必要もありませんが(300キロを超える車を運転するのに、心拍数80では無理です)、より低い、適度な心拍数で安定させることができれば、ドライビング中のメンタルが安定するものです。

しかし、それ以上の高いパフォーマンスを目指して、次に取り組んだのが・・・(長くなるので、次回にします)。

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