けん玉達人の脳、素人の脳

今週のNHKの情報バラエティ番組「ためしてガッテン」は、<認知症&受験に勝つ!脳フル回転する昔遊び>という特集でした。
その前半で、昔遊びとして、最近、愛好家が増えている「けん玉」をしているときの脳の活動状態を、研究者が測定しているシーンがありました。

ここで問題です。

達人がけん玉をしているとき、脳の中でも、思考や集中をコントロールする、いわゆる前頭前野では、血流が増えていたでしょうか?それとも減っていたでしょうか?

番組のパネリストの多くが、予想を裏切られていましたが、達人がけん玉をしているとき、前頭前野の血流は減っていたのです。

CapD_68

反面、素人では、血流は増加していました。

CapD_67

そして、番組では、達人のけん玉中に、前頭前野の血流が減っている状態の脳を、<集中(ゾーン)脳>と呼び、素人の前頭前野の血流が増加している時の脳を<活性脳>と呼んでいました。

先日、当ブログ『正しい集中力の鍛え方』で、前頭前野を使った集中は<作業集中>であり、ゾーンやフローの集中とは違うと書いたことを、別の形で説明しています

はたから見ると、二人とも、同じように、集中してけん玉をしているのですが、実は、脳は違う働きをしていることがよくわかる番組だったと思います。

ただし、達人も、ある状況下では、前頭前野が活性します。

再放送は、11月5日(水)16時05分からあるようですので、興味がある方は、録画してご覧になってください。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20141029.html

NHKオンデマンドでは、いつでも見られるようです(有料)。

正直、後半は、かなり無理がある番組構成だったような気がします・・・。タイトルから離れて、飛ぶ紙飛行機の作り方、になっていました。

ためしてガッテンは、最近こういったのが多いですね。

うつや認知症予防として、昔遊びはいいかもしれません。

ただ、もともと高いレベルにいて、さらに自分のパフォーマンスを少しでも高めたいという人にとって、昔遊びが、どれだけ役に立つのか?いうのが、正直な感想です。

目新しいことをやれば、確かに脳は一時的に活性化しますが、それは一時的に過ぎないので。

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