イップス・ジストニア・書痙の最新療法

書痙・イップス・ジストニアの脳内メカニズムがわかるにつれ、その改善策として、アメリカの著名な総合病院であるメイヨークリニックでは、100%治療が成功する方法はないとしながらも、下記のような方法を推奨しています。

1)薬物療法
2)認知療法・・・考え方を変える
3)催眠療法・・・無意識に働きかける
4)行動療法・・・リラクセーショントレーニング
5)方法を変える・・・他の動作で置きかえる(左手で書く、ペンの握り方を変えるなど)
6)脳波バイオフィードバック訓練

石井塾では、かって、2)から5)を中心に行っていました。6)は知りませんでした。

しかし、今、石井塾では、この中でも、6)を強く推奨しています。というのも、1)は病院で誰でも受けられるし、2)から5)も一般的な心理カウンセリングで可能です。

しかし、6)の脳波バイオフィードバックを提供できる民間機関は、今、日本にはほとんどないにもかかわらず、この方法こそ、反復性イップス(職業性ジストニア)の原因となる「脳の過活性」をコントロールできる、唯一の方法と考えたからです。

また、脳波バイオフィードバックは、2)から5)の役割も果たすことができます。

そして、この脳波バイオフィードバックを、今、前述の経営者に実践してもらっています。

書痙の場合、手の震えが問題となっているので、右手の動きを司っている運動野と呼ばれるところの脳波をコントロールし、過活性を制御できれば、反復性イップス(職業性ジストニア)を抑えることができると考えられるからです。

海外の学術論文では、この脳波バイオフィードバックと、レゾナンス呼吸によって、ジストニアの改善効果が得られたとするものがでてきていますが、私自身は、初めての取り組みなので、書痙の改善に、100%自信があるわけではありません。しかし、脳波バイオフィードバックは、副作用もなく、リラクゼーション効果や集中力向上は必ず期待できるものなので、本人の了解のもと、やっています。

遠方から来られているので、トレーニングの頻度が少ないのが気がかりですが、設備がなくても、自分でトレーニングできるような指導を行っています。

結果が出るのはまだ先ですが、おいおい進捗状況をアップデートしていきたいと思います。

イップス・ジストニアに苦しんでいるトップアスリートや音楽家で、これまで一般的な心理療法を試してはみたものの、あまり改善しない、十分に改善しないでいるのでしたら、反復性イップスによる脳の過活性が問題となっているかもしれません。ぜひ脳波のトレーニングを試しに来て頂ければと思います。

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