受験対策

東京芸術大学(美校)受験生は、どうメンタル面の準備をしたのか?

昨年の秋から石井塾に通っていたKさん。先ほど連絡があり、見事、第一志望の東京芸術大学(美術)に合格しました!!

Kさんは多浪で、これまで何度か芸大受験に失敗していました。今年が最後のつもりで、背水の陣で臨むために、父親の勧めもあり、入塾しました。過去を振り返ると、試験本番でひどい緊張や不安に陥ったわけではないものの、本来の力が発揮できていないことが合格につながらないと感じていたからです。

芸大(美術)の受験は、2日間(11時間)かけて、1枚の絵を制作します(右図参照)。それを1次と2次で2回繰り返します。音楽部の受験とは異なり、短時間勝負という感じではないので、あがりや緊張はそれほど気になりません。

しかし、どこかに不安や迷いがあると、それが結果的に、制作に現れてしまいます。これまでの不合格は、そうした微妙なところの差だったのでしょう。今回の合格で、それがはっきりした感じです。本人は、長い受験生活の末の合格ですから、本当にうれしいでしょう。本当におめでとう!!

Kさんは、ひどいあがり症ではないため、石井塾の基本となるレゾナンス呼吸法とイメージトレーニング、一点集中と分散集中のトレーニングを行いながら、芸大受験のためのより戦略的な支援を行いました。

具体的には、受験本番で使える「制作管理メモ」の準備に時間を費やしました。11時間の制作中に、気をつけるべきことを、全て書き出して、本試験では、それを見ながら制作を進められるようにするための、オリジナルの管理メモです。

その完成に、下準備を入れて2カ月くらいかかりましたが、それができてからは、予備校での制作も安定し、本人も、これがあればと、それなりの自信を持って本番を迎えられたのも大きかったと思われます。

しかし、Kさんの合格、私も感慨深いものがあります。実は、昨年度も、東京芸術大学(音楽・弦楽)を受験した塾生がいました。倍率の高い1次試験を突破したものの、2次試験では、気温の影響で調弦に失敗してしまい、結果、不合格となりました。しかし、前年には過緊張のために散々だった1次試験での演奏を、無難にこなしたことを考えると、非常に残念で、私もなんとかリベンジしたいと思っていたところだったからです。

まあ、正直なところ、芸術(アートも音楽も)には縁のない人生を送っていた私が、こうやって、芸術に生きている・生きていく方々のお手伝いをできていることが、自分でも不思議な感じがしますが・・・。

 

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