アスリート(スポーツ)

「プロ野球 クビを宣告される」前にメンタルトレーニングを始めてほしい

毎年年末に放送される、「プロ野球 クビを宣告された男達」というテレビ番組があります。この番組では、毎回、複数の「クビを宣告された」プロ野球選手がクローズアップされ、合同トライアウトに挑む場面などが放映されます。

この番組を見ていると、このまま引退するのは、本当にもったいないと思ってしまう選手が少なくありません。怪我や年齢などが原因で力を発揮できなくなってしまっている選手は仕方がありません。しかし、かなりの実績を残している選手や、まだ若い選手が、本来の力を発揮できないために引退しなければならないケースがあるのです。

そんな選手が、トライアウトに挑む場面などで、家族や恩師が「悔いのないように頑張れ」といったアドバイスをしていることが多いのですが、それをどうやるか?については、本人に委ねてしまっています。そこが難しいのに・・・。まだまだメンタルトレーニングは日本のプロ野球選手には広まっていません。

この番組に、以前、阪神の今岡選手が出ていました。番組以降、ロッテに移籍しましたが、結局そこでも、あまり結果が出ず、確か2-3年で引退したという記憶があります。番組内で、筋トレなどで自分を追い込み、家族が栄養面などで、それを支えているシーンが印象的でした。

しかし、今岡選手のような、首位打者や打点王の経験を持つ、実力ある選手が、スランプに陥った際に、筋力トレーニングを始めることに、何の意味があるのか?正直疑問に思っていました。

実力はあるのです。そして、それは過去に証明されているのですから、今岡選手のような実力者は、実力を発揮できる状態づくりを目指すことが必要で、それは筋力を上げることではないと思うのです。必要なのはメンタルなのに、メンタルは強いか弱いかで、強いメンタルは、努力と根性、辛いトレーニングを乗り越えることでしか鍛えられないと考えてしまっている。実際にそう考えるアスリートは本当に多いです。

スキージャンプの葛西選手のように、実力のあるベテランは、力を抜くことで、より能力を発揮できる可能性が高いと思うのです。そのためには、オンとオフを意図的に切り替えられるようになることが大切です。

今や脳科学でもかなり解明されてきていますが、トップアスリートにとって、本来の力が発揮できなくなる、大きな要因は、集中できず、「余計なことを考えてしまう」ことです。

余計なことを考えてしまうがゆえに、体を動かす脳部位(=連合運動野)の活動が微妙に低下し、体に力が入ってしまったり、俊敏な動きができなくなってしまいます。そして、さらに考えてしまう悪循環を生み出します。「考えるな、感じろ」メンタルトレーニングこそが、当時の今岡選手に必要なことだったと思うし、今、スランプに陥っている実力ある選手たちに試してみてほしいことだと思うのです。

プロ野球選手の家族の方、どなたか見ていないかな・・・。プロ野球選手こそ、石井塾のメンタルトレーニングで一番結果を残しやすいアスリートなので。
>>メンタルトレーニングで大きな成果が期待できるプロスポーツとは?

 

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