ある数学者の究極の発想法 オンとオフの大切さ

ゾーンやフローに入ると、スポーツ選手は最高の動きを、音楽家は最高の演奏ができます。

同じように、経営者や研究者、医師や棋士などがフローに入ると、これまで誰も思いつかなかったような発想が生みだしたり、発見をしたり、難題が解決できます。

300年間、誰も解くことができなかったフェルマーの最終定理という難題を解いたアンドリュー・ワイルズという数学者は、次のような言葉を残しています。

大事なのは、どれだけ考え抜けるかです。考えをはっきりさせようと紙に書く人もいますが、それは必ずしも必要ではありません。とくに、袋小路に入り込んでしまったり、未解決の問題にぶつかったりしたときには、定石になったような考え方は何の役にも立たないのです。新しいアイディアにたどりつくためには、長時間とてつもない集中力で問題に向かわなければならない。その問題以外のことは考えてはいけない。ただそれだけを考えるのです。それから集中を解く。すると、ふっとリラックスした瞬間が訪れますそのとき潜在意識が働いて、新しい洞察が得られるのです。

彼が、脳機能について、どれだけ勉強していたかわかりませんが、これこそが、脳機能を理解した究極の発想法といえます。

昔から、リラックスすると良い発想やアイデアが生まれるといわれます。アルキメデスが、お風呂に入っているときに、ある重大な発見を思いついた話は有名です。

しかし、ただリラックスするだけでは不十分なのです。その前に、エネルギーを可能な限り高めてから、ふっと一気に解放する。これが理想なのです。脳の研究からも、脳は、オンとオフの差が激しいほど、高いパフォーマンスを発揮できることがわかっています。

でも、一部の塾生にはよくお話ししますが、答えのないもの、変えることができないものについて、考えすぎることはやらないようにしましょうね。

引用は下記の書籍から。数学がわからなくても、面白いですよ。
フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

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