なんちゃって博士

前回、お金で買える「なんちゃって文化勲章」の話しをしましたが、今回はその続きで、お金で買える博士の話しです。

博士号とは、通常、最低5年程度の大学院課程を修了し、厳しい論文審査に合格したひとのみが得られるもので、取得するは本当に大変なことだし、多大な時間と労力がかかります。

博士号を取得した人が、博士を名乗ることができ、海外ではドクターと呼ばれることもあります。

修士号は、比較的簡単に取得できますが、博士号は、本当に難しいのです。

だからこそ、その分野の専門家として認定される目安になるものです。

しかし、健康・自己啓発分野の専門家には、このなんちゃって博士号を購入し、自称「博士」を語っているがとても多いのです。しかも、その数は「なんちゃって文化勲章」の比ではありません。

というのも、このなんちゃって博士号を売っている大学が、海外には無数にあるからです。そして、その日本事務所も無数にあります。

これらの大学のほとんどが、国や自治体の認可を受けていない無認可大学で、実際には、校舎も教員もおらず、住所を辿っていくと、なんと存在するのは私書箱のみ、ということがほとんどのようです。

これらの大学(商売)は、ディプロマ・ミルと呼ばれていて、国内外で問題になっています。ディプロマ・ミルとは、学位の製造工場という意味です。

ディプロマ・ミルのウィキペディアへのリンク

苦労して、修士や博士をとった人たちからすると、怪しい博士を語っているひとは、すぐに見分けがつくのですが(聞いたことのない、論文では見かけない大学名がほとんどだから)、一般の消費者にはわからないのが実情です。

最近では、この学位商法は下火になっていますが、今でも、さりげなくプロフィールに掲載している人は少なくありません。

また、最初に売れるまで、これらのなんちゃって学位や勲章を使って、しばらくしてからプロフィールから削除する人も大勢います。

メンタルトレーニングの分野でも、多くの有名選手を指導し、学校を運営したりしている、某著名メンタルトレーナーも、かって、ミンダナオ大学名誉博士を語っていましたが、今では、その痕跡はありません。

もう十分に有名なので、そんなものの力を使う必要がないからでしょう。

専門家が、自分を大きく見せることを支援する、本当に色々な商売があります。

でも、まだまだあるんですよ。また近いうちに紹介したいと思います。

あなたが取り組んでいる健康法、その提唱者は大丈夫ですか?

 

関連記事

  1. 石井塾の警察官

  2. ネットの体験談や口コミはどこまで信頼できるか?

  3. 塾生の結果速報20141020

  4. 塾生からの手紙20160123

  5. 「水からの伝言」から学ぶこと

  6. 塾生の年齢・性別・目的別データ