書評 46年目の光

46年目の光―視力を取り戻した男の奇跡の人生 46年目の光―視力を取り戻した男の奇跡の人生

4歳のときに、事故で視力を失った男が、46年後に、それを取り戻すときの実話が、視覚系のメカニズムの解説とあわせて、詳しく語られています。

脳の視覚系の働きを理解するために購入したものですが、目が見えない主人公の生い立ちについても語られており、そのパワフルな人生に驚かされました。

学生時代の女遊びから、ガーナでのたった一人でのボランティア活動、障害者スキー大会での優勝。銀行やCIAで働いた経験、結婚して、子供を二人育てながら、ベンチャー企業を渡り歩き、今では会社を経営している。

彼の視覚が取り戻せたのは、医学の発展が大きいのですが、これまでも、視覚を大人になってから取り戻した人間は複数いるそうです。しかし、意外に思えるかもしれませんが、その多くが、結果として、心を患い、不幸になっています。

というのも、見るということは、実は慣れていないと、とても疲れる行為で、それにうんざりしてしまうそうです。しかも、薬の副作用も大きい。

主人公が、それをどうやって乗り越えたか、また、視覚系のメカニズムも、とても簡易に書かれているので、興味があるひとは、ぜひ読んでください。

私たちが見ている世界は、脳が作り上げた世界であることがわかります。

 

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